ホテル予約サイト「Hotels.com」は、サイトユーザーによる2007年の宿泊価格をまとめた「ホテル・プライス・インデックス 2008」を発表した。

「ホテル・プライス・インデックス 2008」は、世界中のホテル6万軒を対象に「Hotels.com」を利用して予約したユーザーが支払った宿泊料金をまとめた結果。この場合の宿泊料金とは、ユーザーが「Hotels.com」を通じて支払った実際の料金を元に算出している。

同発表によると宿泊価格が高い旅行先第1位は、「モスクワ(ロシア)」で平均価格は約3万4,920円、次いで「ニューヨーク(アメリカ)」が約2万5,740円、「ドバイ(アラブ首長国連邦)」が約2万2,500円と続く。ちなみに「東京(日本)」は15位で、平均価格1万6,920円となっている。一方、最も宿泊価格が低い旅行先は、「オーランド(アメリカ)」が第1位で平均価格9,900円、2位が「タリン(エストニア)」1万260円、3位が「バンコク(タイ)」1万440円という結果だ。

2007年の主要ディスティネーション別、ホテルの1室1泊の平均価格

2006年と2007年の価格差を比べた場合、「ジャカルタ(インドネシア)」は一番上昇率が高く約25%アップしている。対して、最も下落しているのは「ケープタウン(南アフリカ)」で、約-15%の下落率となった。また地域全体で見てみると、ヨーロッパ・アジアが値上がり傾向にあり、アメリカなどが値下がり傾向にあることがわかる。

100ポンド(約1万8,000円~2万円)で泊まれるホテルの格付けを比較すると、「バリ」「リスボン」「カイロ」などは5つ星を獲得しているのに対し、「ニューヨーク」は1.7星、「モスクワ」は2つ星、「カンクン」「東京」は2.8星とランクが下がっていく。「東京」は、宿泊費が前年比-9%値下がりしているものの、依然アジアでは1番割高な都市となっている。

価格上昇トップ10ディスティネーション
(C)Hotels.com ホテル・プライス・インデックス 2008

価格下降トップ10ディスティネーション
(C)Hotels.com ホテル・プライス・インデックス 2008