「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ'08 - '09 兼ワールド バリスタ チャンピオンシップ 2009 日本代表選考会」の結果(敬称略)
| 順位 | 名前 | 店舗名 |
|---|---|---|
| 1位 | 岡田章宏 | 「小川珈琲 京都三条店」(京都) |
| 2位 | 中原見英 | 「丸山珈琲 小淵沢店」(山梨) |
| 3位 | 石谷貴之 | 「アニヴェルセル・カフェ」(東京) |
| 4位 | 関口学 | 「丸山珈琲 軽井沢店」(長野) |
| 5位 | 中摩麗 | 「ヴォアラ珈琲 国分本店」(鹿児島) |
| 6位 | 富川義隆 | 「セントベリーコーヒー」(富山) |
| 7位 | 井崎英典 | 「ハニー珈琲」(福岡) |
| 8位 | 櫛浜健児 | 「ZOKA COFFEE」(東京) |
見事チャンピオンに輝いた岡田さんは表彰式で、「自分を見出して、このレベルまで引き上げてくれた上司に感謝しています。また、サポートしてくれたスタッフ、家族にも感謝したい」とコメントしていた。
私は前回のJBCでも決勝を観戦していたので、前大会で準優勝となった岡田さんのことはよく覚えている。しかし、それは準優勝だからよく覚えているということではない。大会中、彼のキャラクターが炸裂していたからだ。そして、今大会でも観客に投げキッスをしたり、思わせぶりな視線を送ったりと、女性の心を鷲づかみ。男性の観客からも、そのひょうきんなキャラクターから笑いを誘っていた。「こんなバリスタがいたら、そのお店に通ってしまいそう」。そう思ったのは、きっと私だけではないはずだ。
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優勝決定の瞬間の写真のように思われるかもしれないが、実は競技終了直後。こんな感じの自信満々なパフォーマンスが競技中も続いていた。MCの女性から「その自信はどこからくるんでしょう」といわれていたが、もちろん日々の努力の積み重ねから生れるものだろう |
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表彰式後にインタビューをすると、「前回は準優勝。今回結果が悪くなったらカッコ悪いじゃないですか。優勝しかないと思って参加しました」とのコメント。そんな背水の陣で臨んだにもかかわらず、緊張を微塵も感じさせない余裕の競技内容だった。
シグネチャービバレッジは、地元である京都・丹波産和栗を使ったもの。グラスにマスカルポーネチーズやミルク、グラニュー糖を合わせたムースを入れ、ここに、和栗とヘーゼルナッツのムースをのせたスプーンを。最後にエスプレッソをスプーンに沿わせるようにして注ぎ、完成。ムース2種類を溶かすようにスプーンで混ぜていただく、といった内容である。「エスプレッソの風味が残りつつ、栗やチーズの濃厚な甘さも感じられる味わいに仕上げました」とのことだった。
「和栗とエスプレッソの組み合わせは意外に思いました」と言うと、「そう、そうなんですよ~。でも、栗はいまが旬。旬のものっておいしいじゃないですか。だから、今がおいしい素材を合わせようと考えたメニューです」と笑顔で答えてくれた。
表彰式では、前回チャンピオンの竹元さんから表彰状が手渡された。後に、「この時の心境は? 」と聞くと、「いやぁ、チャンピオンとしての竹ちゃんの苦労はよくわかっているので。非常に感慨深かったです」。
竹元さんは、日本代表として今年デンマーク・コペンハーゲンで開催されたWBCに出場しているが、実は岡田さんもWBCと同時開催の「ワールドラテアートチャンピオンシップ2008」に出場していたのだ(結果は、25カ国中第3位)。それがきっかけで竹元さんとは親密になったそうだが、それゆえに日本代表バリスタとして出場するというプレッシャーを竹元さんの姿から感じ取り、JBCで優勝するということの"意味"について考えさせられたという。
次回WBCは、2009年4月15日~19日にアメリカ・アトランタで開催される。今度は世界中の人々を魅了するような競技内容を披露してもらいたい。「きっと岡田さんなら……」。そんな風に思わせてくれる今大会だった。
撮影: 中村浩二前回のJBCチャンピオン・竹元俊一さんのインタビューも収録!!
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