魚群探知機に反応した魚は?!
ボートとロッドは立派なのだが、取材陣一同は初めての逗子沖なので、どこに行けば何が釣れるのかという経験則がまったく無い。とりあえず、マリーナで話を聞いたポイントに向かって船を進めることにした。ポイントの近くに来ると、魚群探知機に魚の反応が出始め、周辺では海鳥が飛び回っている。どんな魚に反応しているのかは不明だったが、いかにも釣れそうな雰囲気なので、アンカーを下ろして、いよいよ釣りを開始することに!
Aさんはサビキ釣りでアジを狙い、同行してくれた筆者の釣友Iさんはイソメを餌に底を探り、筆者はジギングでワカシに挑戦。まずは、どんな魚が釣れるのかを探ってみることにした。三者三様の釣りが楽しめるのも、レンタルボートならではのメリットだ。
釣り開始から30分もしないうちに、Aさんが初ヒット! アジにしては引きが強いと思ったら、上がってきたのはソウダガツオだ。続いて、Iさんも何やら引きの強い魚を掛けた。イソメの餌に掛かってきたのは、色鮮やかな胸ビレを持つホウボウ。
ところが、筆者のジグにはまったくアタリがない。Aさんには、何度もソウダガツオと思われるアタリがあり、ほどなくして2本目も釣り上げたため、釣果を優先してコマセ釣りに変更することにした。
コマセ釣りでも、釣れてくるのはソウダガツオだった。どうやら、魚群探知機が反応していたのはすべてソウダガツオで、当初狙っていたワカシやアジが回遊するポイントではなかったようだ。予定とは違ってしまったが、アジ用のタックルで釣るソウダガツオの引きも十分に強くて面白い。Aさんのサビキ釣り仕掛けのハリスが、高速で走るカツオのパワーで何度も切られてしまったほどだ。飽きない程度にアタリも続いたため、そのままソウダガツオ狙いに変更し、船中で6匹を釣り上げることができた。
潮が止まり、アタリが途絶えたので終了に
潮の流れが弱くなるにつれて、ソウダガツオのアタリが減ってきた。シロギス狙いに仕掛けを変えて海底を探ってみたが、釣れてくるのはメゴチやトラギスなどの外道(狙っていない魚)ばかり。サビキの仕掛けにイソメを付けてみたAさんがカワハギを釣ったところで、釣りを終了してリビエラ逗子マリーナに帰港することにした。
約3時間の釣果は、ソウダガツオ6匹、ホウボウ1匹、カワハギ1匹。その他にも、メゴチやトラギス、フグ、ベラなどの外道も数多く釣れ、初めてのエンジン付きボートでの釣りとしては、十分に楽しめた釣行だった。
リビエラ逗子マリーナでは、レンタルタックルも用意されているので、餌さえ用意して行けばボート釣りを楽しむことができる。また、ウェイクボードやバナナボートなどのレンタルも行っているので、海のレジャーに興味がある人は問い合わせてみよう。