ビー・エム・ダブリューは12日、BMWブランドの車両価格を10月1日付で一部改定すると発表した。今回の価格改定により消費税込みを含めた車両価格が平均で1.1%の上昇となる(一部モデルを除く)。オプション装備、オプション・パッケージ価格に変更はない。

もっとも値上げ率の高い BMW 540i

ビー・エム・ダブリューでは、原油価格の上昇による輸送コストや原材料費の高騰が続く中、価格上昇回避の企業努力を続けてきたが、昨今の一層の高騰は企業努力により吸収できるレベルではなく、今後も高い水準での推移が予想されるため、今回の価格改定に踏み切ったという。

改定額はモデルにより異なり、もっとも値上げ幅が大きいのは「760Li」の43万円(1,757万円→1,800万円)。モデル別の平均改定額は約12万6,000円。改定率で見ると、もっとも値上げ率が大きいのは「540i」の3.02%(893万円→920万円)。しかし3シリーズのセダン・ツーリングなど、比較的低価格のモデルは値上げされず、従来どおりの価格に据え置かれている。