入荷のたびに行列ができることで有名となった「ねじキューピー」をはじめ、近年人気を集めている地域限定キューピー。そうした数ある限定キューピーの中でも入手困難なのが「富士総合火力演習限定キューピー」だ。同キューピーは、平均26.3倍という倍率をくぐりぬけ、見事当選した人だけが観覧することのできる「富士総合火力演習」でのみの販売。販売個数も毎年3,000個という"レアグッズ"なのだ。

2008年度の富士総合火力演習は8月19日、21日、23日、24日の4日間、静岡県御殿場市東富士演習場(畑岡地区)で開催される。陸上自衛隊員の長期にわたる訓練の集大成が披露される場で、今年は50回の節目。90式戦車や89式装甲戦闘車などによる実戦さながらの戦闘訓練が行われる。

富士総合火力演習の会場では、自衛隊限定キューピーをはじめ様々な商品が販売されていた

同演習で自衛隊限定キューピーはいずれも500円で販売されていた

地域限定キューピーなどの製造・販売を手がけるシップスでは、自衛隊の駐屯地や基地などで販売する自衛隊限定キューピーを約20種類取り扱っている。富士総合火力演習バージョンは昨年から販売を開始。同演習の売り場のみで扱っており、インターネット販売も行っていない。同社によると「21日の段階で、既に品薄状態」とのことだ。

実際に売り場を訪れたが、朝から飛ぶように売れ、演習の終了時刻にはほぼ完売状態。何とか編集部で手に入れることができた富士総合火力演習バージョンのほか、自衛隊限定キューピーの数々を紹介しよう。

富士総合火力演習限定キューピー。迷彩服を着たキューピーが富士山の帽子を装着

秋口から自衛隊の基地・駐屯地などで販売される90式戦車キューピーは富士総合火力演習での先行販売

まだまだある自衛隊限定キューピー。写真は左から陸上自衛隊キューピー、陸上自衛隊限定ほふく前進キューピー