ライオンはこのほど、20~60歳代の主婦を対象に「夫に対する意識と洗濯物のニオイ」に関する意識・実態調査を行い、その結果を発表した。調査では、主婦の4人に1人が夫の洗濯物を別に洗っているなどの"知られざる実態"が明らかとなっている。
清潔意識の向上から身の回りの"ニオイ"に対する意識が高まる中、同社はニオイの感じ方が様々な要因に左右されることに着目。インターネットを通じて1,032人の主婦からニオイについての回答を集めた。
調査によると、「夫の洗濯物のニオイを感じる」と回答したのは46.8%とほぼ半数に上ったという。ところがそれをどう感じるかについては、円満な家庭の主婦が「仕事をがんばっている証拠」などと肯定的にとらえたのに対し、結婚生活をネガティブにとらえている主婦は「臭い、不快」などと回答。夫に対する愛情の程度がニオイの感じ方をも左右することがわかった。
また、夫の洗濯物については、全体の25.9%が自分と分けて洗っていると回答。その理由としては「汚れがひどい」「匂いがひどい」などが多く挙げられた。特に、結婚生活をネガティブにとらえている主婦では分けて洗うと回答した割合が高く、その理由も「なんとなく一緒に洗いたくない」が他の主婦に比べて突出していたという。
こうした結果を受けて消費生活アドバイザーの工藤千草氏は「洗濯物を別に洗うのは水や電気代もかかり経済的にもエコロジー的にも好ましくない。消臭洗剤やつけおき洗いを活用して汚れや匂いをスッキリ落としましょう」とコメントしている。