UCC上島珈琲は、ルイ15世らを魅了したという幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」を「UCCブルボンポワントゥ(豆) 100g」として2,000セット限定で発売、5日予約受付を開始した。予約はUCC直営15店舗とボワシエ 大丸東京店および同社オンラインショップ「UCCいっぴん珈房」にて受け付ける(一部直営店舗は6日より受付開始)。価格は7,350円。

「UCCブルボンポワントゥ(豆) 100g」。名前の「ポワントゥ」(フランス語で『尖った』)は、豆の先端が尖った形状をしていることに由来する

「ブルボンポワントゥ」は、18世紀初頭にフランス領ブルボン島(現レユニオン島)で発見され、文豪バルザックやルイ15世らが愛飲したとされるコーヒー。カフェイン含有量が、一般的に流通しているコーヒー豆(アラビカ種)の約半分となる0.6%で、甘みが強く非常に香りが高いことが特長となっている。同社では19世紀後半に生産が途絶え、幻のコーヒーとされていた同コーヒーの再生に取り組み、2007年には第1回目の収穫分を日本で発売をした。

今回発売される商品では、ルイ15世の寵妃であったポンパドール夫人にちなんだ「ポンパドールピンク」を基調とし、宝石箱を髣髴とさせるパッケージを採用。フランスとコーヒーの歴史を綴った小冊子も付属する。

発売に先駆けて、「サロンド カフェ ボワシエ 大丸東京店」にて4日に開催されたお披露目会では、同社代表取締役社長・上島達司氏が挨拶。2007年の発売では予約受付開始日に申し込みが殺到したと話し、「今後も新しいコーヒーの開発に努め、高品質なコーヒーを日本のコーヒーファンに届けていきたいです」としていた。

UCC上島珈琲 代表取締役社長 上島達司氏

なお5日~11日までの間、仏の老舗ショコラティエである同店にて発売を記念したオリジナルメニュー「ブルボンポワントゥ&ボワシエメニュー」が1日限定10セット提供される。内容は、ブルボンポワントゥのほか、ショコラ「ビクトルユーゴ」、シャンパン「MAILLY(マイィ) ロゼ・ブリュット」、クロックムッシュとピューレがセットとなった「クロックボワシエ&ピューレ」で、価格は5,250円。

「ブルボンポワントゥ&ボワシエメニュー」