全国銀行協会は、日本国内銀行間の決済業務を扱う全国銀行データ通信システムへの、ゆうちょ銀行の接続を承認したと発表した。特にシステム面などに問題がなければ、接続開始は2009年1月を予定。これにより、全国の金融機関とゆうちょ銀行間で相互振込みが可能となる。
今までゆうちょ銀行は、引き出しや預け入れなどは多くの金融機関ATMでも対応。しかし相互振込みできるのは、新生銀行やスルガ銀行、住友信託銀行、シティバンク銀行など一部の提携金融機関のみとなっていた。
今回のシステム接続のメリットとしてゆうちょ銀行広報部は、「やはりこれまでとは異なり、全国の金融機関で相互振込みできるようになったことは大きいです。今回の承認は、顧客満足度のさらなる向上につながると考えております」と語る。手数料については未定としているが、「お客様へお知らせするために、なるべく早い段階で発表していきたいと思います」(ゆうちょ銀行広報部)としている。