楽天証券は12日、外国為替証拠金取引「楽天FX」のサービス開始を発表した。売買取引手数料は無料で、スプレッドを米ドル/円の場合に2銭に設定。従来に加えて「英ポンド/米ドル」「南ア ランド/円」を追加し、10通貨ペアの取引ができるのが特徴だ。サービス開始は6月上旬を予定している。

そのほか、リアルタイムで提示しているレートをクリックした瞬間に約定する「ストリーミング注文」、あらかじめユーザが設定した判断を自動的に選択して注文する「ASストリーミング注文」など豊富な注文方法を用意。カスタマーサービスセンターの問い合わせ時間を25時まで延長するなど、ユーザーがさらにアクティブに為替取引ができるよう、環境を整えてサービスに努めるという。

楽天証券は、外国為替証拠金取引は2003年より「マーケットFX」を開始している。2008年4月現在、FX口座開設件数は前年同月末比で約1.6倍に増え、個人投資家からの多くの支持を得ているため、今回の新サービス開始に踏み切ったとしている。