家でつくった飲み物を会社や学校に持っていく

東急ハンズ渋谷店では、春の新生活キャンペーンに合わせて、キッチンコーナーとアウトドアコーナーにマイボトルの売り場を設けていた。キッチンコーナー主任 小木曽光恭氏によると、一番の売れ筋は、容量200mlで保冷保温が可能なステンレス「マグタイプ」ボトル。「ハーブティーなど、自販機やコンビニで売られていない自分好みのドリンクを家でつくり、ランチに飲み切る分量だけ持っていく、という用途で買われていく女性が多いです」(小木曽氏)。本体のサイズがφ58×133(H)mmという小ささなので、女性のバッグや、ノートPC、書類でいっぱいになりがちのビジネスバッグにもおさまりがよさそうだ。また、口が広いので洗いやすく、デイリーユースに適していることも女性に受けている理由のひとつという。もちろん、まほうびん構造なので保温保冷性に優れる。同売り場での、このタイプの価格相場は2,500円前後とのことだった。

売れ行きNo.1の「ステンレスミニボトル〈サハラマグ〉200ml」(手前)品番:MMP-A020 2,480円(タイガー魔法瓶)。ピンクは品切れだった。300mlのモデル(奥)品番:MMP-A030もあり、2,780円※価格は東急ハンズ渋谷店での店頭価格

それぞれ350mlと500ml入りペットボトルに入るとどのくらいの分量感なのか、試してみた

通常の製氷器サイズの氷ならそのまま入る広めの飲み口。内部もステンレスで、95度±1度の液体を、室温20度±2度の環境下で、1時間後に83度、6時間後でも60度にキープする

「ステンレスマグ」品番:SM-BA35 4,935円(象印マホービン)

内部は衛生面に配慮したフッ素樹脂塗装。95度±1度の液体を、室温20度±2度の環境下で、1時間後に83度、6時間後でも60度にキープする(左)。ステンレスマグ(SM-BA35)は、好みのデザインにできるよう、外装に透明なアクリルを採用し、紙やファブリックなどを入れられるようになっている(右)