JR東日本は、東北新幹線「はやて」(E5系)に国内初のファーストクラス「スーパーグリーン車(仮称)」を導入すると発表した。同線が青森まで延伸する2010年度末を予定している。

JR東日本によると、「スーパーグリーン車(仮称)」は室内デザイン・静粛性・照明・シートなどのあらゆる面に徹底したこだわりを持ち、鉄道ではこれまで実現しえなかった高級かつゆとりあるプライベート空間を創出する。さらに専任アテンダントによるやすらぎのおもてなしと飲み物や軽食などの提供により、「癒し・やすらぎ」を乗客に感じてもらえるような時間を提供するとしている。

座席は現行グリーン車の51席の半分以下の18席。ゆったりした3列座席で、シートピッチや座席幅・肘掛幅共に従来のものより広くなり、座り心地の良いシートと技術の粋を追求した室内静粛性で快適性を追求する。

導入時には従来のグリーン車を9号車に設置し、青森方先頭車10号車に設置する予定。

スーパーグリーン車(仮称)の仕様案

配置 10号車(青森方先頭車)
座席数 18席
座席配列 3列(2人掛け+1人掛け)
シートピッチ 1,300mm
座席幅 500mm
肘掛幅 300mm
リクライニング角度 45度
付加機能 電動リクライニング/電動フットレスト/電動足掛け/可動パーティション(2人掛け)/読書灯/フットライト