JTBロイヤルロード銀座は2日、「川」でヨーロッパの街々を巡る海外旅行企画「リバークルーズ」を発売した。

近年、客船による船旅であるクルーズの人気は世界中で高まりを見せており、JTBロイヤルロード銀座のクルーズセレクションでも2007年度の取扱人数が対前年比60%増と大幅に伸びているという。JTBでは今後ますます増加すると思われるクルーズ需要に伴い、このたび新商品を投入したとしている。

従来「クルーズ」と言えば、海を経由して各地を巡るというものだったが、今回の新商品となる「リバークルーズ」では、ドナウ川、ライン川、ボルガ川などの河川を経由してヨーロッパの街々を巡るのが特徴。同社がリバークルーズを本格的に商品化するのは今回が初となる。

リバークルーズは海上クルーズと違い、常に河辺の街並みを眺められるのが醍醐味。さらに外洋のような波がないため、船酔いの心配もない。小型船を使用しているため小回りが利き、海からではアクセスできないような場所を訪れることができる。特にヨーロッパでは河川が長い間、交通・輸送の重要な手段となっていたので、下船してすぐに各所の名所旧跡や市街地に足を踏み入れることができるとしている。

同企画の設定コースは、ドナウ川、ライン川、ボルガ川、アドリア海沿岸の4種類で、提供期間は7月~10月。全国のJTB各支店およびJTBトラベランド各店にて販売している。コース例として、「美しき碧きドナウ河クルーズ11日間」は窓付きツイン利用時の1名料金が89万8,000円~96万8,000円としている。