気象庁は今年2回目となる桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表し「東日本・西日本では平年並の地点が多い見込み」とした。
桜の開花は一般的に気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなる。2月の気温は東日本(北陸・関東甲信・東海)、西日本(近畿・中国・四国・九州)ともに平年より低かったが、3月のこれまでの気温はおおむね平年並に推移している。さらに3月の今後の気温は高い可能性が大きいと予報されており、このため今年の桜の開花は東日本・西日本共に平年並の地点が多い見込みと予測した。
ちなみに気象用語の「開花」とは花が5~6輪開いた状態を指し、「平年並」とは平年値との差が2日以内であることを指す。
今回予想対象になった地域で最も開花予想が早い地点は大分・高知(3月24日を予想)、最も遅い地点は長野(4月16日を予想)。東京は平年より2日早く昨年より6日遅い3月26日を予想している。
なお、今回予想地域に含まれなかった東北地方は3月19日以降、北海道は4月9日以降にそれぞれ開花予想が発表される。