フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、「Fiat 500」の発表記念イベントを、イタリア文化会館 東京で開催した。会場には、通常のFiat 500に加え、イタリアの画家ジュリアーノ・ゲッリ氏がペイントを施したオリジナルのFiat 500の展示も行われた。発表会では、Fiat Automobiles CEOのロレンツォ・システィーノ氏が挨拶を行ったほか、旧Fiat 500が登場するアニメ「ルパン三世」の原作者、モンキーパンチ氏も登場した。

ジュリアーノ・ゲッリ氏がペイント施したオリジナルFiat 500

また、現在Fiatはアルファロメオと同じ80店舗で販売されているが、アルファロメオのイメージがどうしても強い。そこで、ロゴなどをリニューアルし、各店舗に最低1人のFiat専任スタッフを配置するという。さらに、Fiatと出会う場所はカフェがふさわしいとして、東京青山にFiat Cafeをオープンする。

Fiat 500。大型化するコンパクトカーの中でも小さくかわいらしい印象

外観はとてもシンプル

インストゥルメントパネル

シートはファブリック地。ヘッドレストは丸い形状

ジュリアーノ・ゲッリ氏によるスペシャルペイントが施されたFiat 500。まわりにもゲッリ氏の作品が展示されている

ほのぼのとした印象のペイントがボディ全体に施されている

同車を含むゲッリ氏の作品は3月20日まで、イタリア文化会館エキジビジョンホールにて展示される

発表会にはイタリアFiat Automobiles本社CEOのロレンツォ・システィーノ氏が登場、「日本は最新のトレンドに敏感で、世界でも難しい市場。昨年7月に(本国で)発表してから、まだ未発表の国も多いが世界中で既に16万台のオーダーを受けた。また、できるだけ多くの人の意見を聞くため、インターネットにコミュニティを作るなど、個性的な製品開発を行った。さらに、世界に先駆け、2009年に実施が予定されている世界で最も厳しい環境基準「Euro5」の5つ星に認定された唯一のクルマ。この大きなハートの小さなクルマが、私達の新しいスタートを示している」と締めくくった。

Fiat Automobiles CEO ロレンツォ・システィーノ氏

展示場外には旧Fiat 500も展示された

ドアのヒンジは後方に設置される

さらに、「この人を抜きにFiat 500の発表会を終わらせるわけにはいかない」と、客席にいたルパン三世の原作者モンキーパンチ氏を壇上に招いた。モンキーパンチ氏は、現在ルパン三世の最新作OVA「GREEN vs RED」を制作中とのことで、本編の一部が特別に会場で公開された。本編中には、旧Fiat 500が登場するほか、新型Fiat 500も登場する予定だという。「GREEN vs RED」はバップから4月2日発売の予定。

ルパン三世の原作者モンキーパンチ氏も登場

4月に発売されるOVA「ルパン三世 GREEEN vs RED」の一部が公開された

劇中には旧型だけでなく、新型のFiat 500も登場する