女優・榮倉奈々が主演するドラマ『瞳』(NHK総合 2008年3月31日放送スタート)が19日、東京・月島でクランクインした。合わせて行われた会見には、榮倉ほか飯島直子、西田敏行が出席。撮影への意気込みなどを語った。

東京・月島の住吉神社で行われた会見に出席した榮倉奈々(中央)、飯島直子(左)、西田敏行

同作は、下町人情あふれる町、佃・月島を舞台に、祖父と共に里親として3人の子供たちと暮らすヒロイン・瞳の成長を描くヒューマンドラマ。榮倉が演じる瞳は、ストリートダンスに熱中する20歳の女の子で、今回は瞳がダンスをするシーンが撮影された。

撮影に臨んだ榮倉は「ダンスは2カ月前から週2、3回のペースで教わっています。基本的なところから学んで、上達できれば」と、役作りのためのダンスレッスンに力を入れているという。ただ、榮倉は8月に公開された主演映画『阿波DANCE』でも踊りを披露しており、ダンスはお手の物。「皆さんがいらっしゃっていたので、ちょっと緊張して失敗しちゃいました~」と言いつつも、撮影ではプロ顔負けのリズミカルなヒップホップダンスを踊った。瞳のダンスは、同居する里子たちの心を開いていくきっかけとなるので、見どころの一つとなっている。

ダンス大会への出場直前になって、仲間からチームの脱退を告げられた瞳が、悔しい思いを乗せて踊る

「疲れが見えちゃってましたね」と榮倉。何度かテイクを重ねるも、笑顔を絶やさない

続いて住吉神社では会見が行われ、同じくクランクインした西田敏行と飯島直子も合流した。瞳の祖父で、洋品店を営みながら養育里親を続ける男・勝太郎を演じる西田は、ウエスタンハットにジーンズという出で立ちで登場。「この衣装は割と自分の趣味が入っています。ここに来る途中で何人かの女性に『テレビよりイイ男ねぇ』と言われて、気分よくクランクインできました(笑)」と早速、報道陣を笑わせた。勝太郎とは犬猿の仲で瞳の母親・百子役を演じる飯島直子は「こんなに大きな若い娘がいる役なんて自分でもびっくりですけど、皆さんと力を合わせて頑張ります」と意気込みを語った。

「脚本も良いし、今までにないテイストのテレビ小説だと思います」と、西田は作品を絶賛

「思ったより早く"親子"になれそうです」と飯島。榮倉との息はぴったりのようだ

『瞳』は2008年3月31日(毎週月~土曜 8:15~8:30)からNHK総合にて放送スタート。