トヨタ自動車の関連会社であるトヨタ車体は、てんぷら油の精製燃料を混合したバイオディーゼル燃料を使用する「トヨタ ランドクルーザー100」により、2008年1月5日にスタートする「ダカールラリー2008」に参戦すると発表した。
トヨタ車体はトヨタ ランドクルーザーを使用し、ダカールラリーに1995年から参加しており、プロダクション部門で優秀な成績を収めている。特に2005年から本年まで、プロダクション部門で3連覇を記録している。来春、2008年1月5日にスタートする「ダカールラリー2008」には、トヨタランドクルーザー100、2台で参戦。チームは「Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY」(略称:TLC)となる。
以前より菜種油から精製した燃料を混合したバイオディーゼル燃料で参戦するなど、環境に対する取り組みを行なっていたが、今回は、従業員の家庭や会社食堂など、社内で回収したてんぷら油2,100リットルの精製燃料を混合したバイオディーゼル燃料を使用する。さらにボディの一部にケナフ (アオイ科フヨウ属の一年草。空気中の二酸化炭素の吸収能力が熱帯雨林の3倍、スギの7倍と高い) を材料にしたボードを採用するなど、より環境に配慮した車両により、大会史上初のプロダクション部門4連覇に挑戦する。