上野の森美術館では10月13日より、「生誕120年記念 色彩のファンタジー シャガール展 - 写真家イジスの撮ったシャガール - 」を開催する。開催期間は12月11日まで。

マルク・シャガールは、アメリカやフランスなどで活躍したロシア出身(現ベラルーシ共和国)のフランス画家。詩的で独特な色彩感覚で描かれる作品を展開し、20世紀最大の画家の1人と言われている。

アルルカン 1968-71年 油彩、キャンバス、136.0×97.0cm 大成建設蔵
(C) ADAGP, Paris & SPDA , Tokyo, 2007

2007年が同氏の生誕120周年となることを記念して行われる同展では、同氏のリトグラフのなかでも最高傑作と言われた『ダフニスとクロエ』や、優美な木版画の世界が堪能できる『ポエム』、『サーカス』など5つのシリーズより計222点と、油彩画約20点を展示する。そのほか、リトアニア生まれのヒューマニズム写真家イジスが撮影した同氏のポートレートや制作風景等、写真約100点が特別公開される。

入館料は一般が1,000円、大学生・専門学生・高校生が900円、中学生以下が無料。開館時間は10時~17時、金曜日のみ10時~20時となり、入館は閉館30分前まで。会期中無休。