Intelが4月23日(米国時間)、2026年第1四半期(1~3月期)の決算を発表した。それによると売上高は、前年同期比7.2%増の136億ドルとなり市場予想を上回った。また、非GAAPベースの営業利益は同2.4倍の17億ドル、純利益は同2.5倍の15億ドルとしている(GAAPベースでは37億ドルの純損失)

  • Intelの四半期別業績推移

    Intelの四半期別業績推移 (出所:Intel、以下すべて)

  • Intelの2026年第1四半期の決算概要

    Intelの2026年第1四半期の決算概要

同社CEOのLip-Bu Tan氏は、「AIの進化に伴い、インテルのCPUや高度なパッケージングへのニーズが高まっており、顧客の成功を支援する対応を推進している。事業運営方法の意図的な見直しにより、6四半期連続で予想を上回る売上高を達成し、戦略的パートナーとの新たな関係構築と関係強化にもつながった」と述べている。

各部門ともに売上高はプラス成長

事業部門別に売上高を見ると、PC用CPUを扱うクライアント・コンピューティング部門は同1%増の77億ドル、データセンター・AI部門は同22%増の51億ドルと市場予測を上回り、両部門を合わせた「Intel製品事業」では同9%増の128億ドルとなったほか、ファウンドリ事業は同16%増の54億ドルと伸びたが、営業損失24億ドルを計上している。

  • 2026年第1四半期の事業部門別売上高

    2026年第1四半期の事業部門別売上高

  • Intel Foundryの四半期売上高および営業損益の推移

    Intel Foundryの四半期売上高および営業損益の推移

なお、同社は2026年第2四半期の売上高見通しについて138億~148億ドル(前四半期比1.5〜8.8%増)、粗利益率を37.5%とする市場予測を上回る強気の見通しを発表している。

5月に新たなIntel Foudryセールス責任者が就任予定

Intelの技術開発・製造およびサプライチェーン担当EVPであるNaga Chandrasakaran氏は、自身のビジネスSNS(Linkedin)にて、5月に元Samsung ElectronicsのShawan (Seung Hoon) Han氏がIntelにSVP兼ファウンドリビジネス担当ゼネラルマネージャーとして入社することを明らかにした。IntelのTan CEOも、Han氏の入社を歓迎するとともに、顧客との関係をさらに強化することに期待をかけるコメントをしている。

Han氏は30年にわたりSamsungに勤務し、1996年以降、複数のロジックノードに携わってきたことで得た確かな技術経験も持ち合わせつつ、直近ではSamsung Foundryのセールス責任者を務めていたという。韓国業界情報によると、同氏は米サンノゼにあるSamsung Electronics半導体事業の北米拠点であるSamsung Semiconductor本社でファウンドリセールス担当EVPとして、米国顧客向けセールスを統括し、Teslaとの巨額商談をまとめた人物だという。

韓国の経済メディアAsia Business Dailyは、Intelがファウンドリ事業に外部人材を招き入れるのは今回が初めてではないが、これまでの採用はプロセス開発や製造の専門知識に重点を置いていたのに対し、今回の採用はファウンドリ事業でセールスの経験を持つ上級幹部をターゲットにしている点で際立っていると指摘している。今回の採用は、プロセス開発が進む中、なかなか主要顧客を確保できていないIntelが顧客基盤を拡大する必要性を反映したものであり、Han氏が新規顧客獲得に貢献することが期待されている。