Zen 5ベースのRyzen Embedded 9000シリーズが登場
AMDは10月7日(米国時間)、産業用PCやFA機器など向けに設計されたプロセッサ「Ryzen Embedded 9000シリーズ」を発表した。
同シリーズは既存のRyzen 9000シリーズ同様、TSMCの4nm(N4)を採用したZen 5アーキテクチャをベースとし、最大16コア/32スレッドでの動作が可能な7製品が用意されている。
最長7年間の供給を保証
また、AVX-512のサポートにより、AIやビデオ処理などのパフォーマンス向上が可能で、DDR5メモリ、PCIe Gen 5による接続、AMD 3D V-Cacheテクノロジーを採用した最大128MBのキャッシュと組み合わせることで、低レイテンシかつ高スループットを提供するほか、内蔵されたAMD RDNA 2アーキテクチャにより、ディスクリートのGPUを用いずとも、要求されるグラフィックスや映像表示も可能とするとしている。
なお、同シリーズは産業機器向けとして最長7年間の製品供給を保証しており、システムの長期メンテナンス性を確保しているほか、2025年後半に提供が開始される予定のRyzen PROについては、サポート期間を最長10年間とするとしている。

