日本エア・リキードは2月4日、現在、香川県直島の直島ガスセンターで稼働中のプラントに替えて新たな大型空気分離装置(ASU)を建設することを決定したと発表した。
同センターは三菱マテリアル直島製錬所にあるが、新たなプラントも同精錬所内に建設されるで、日本エア・リキードの自社工場として運営される。
同社では、これによりエネルギー転換に不可欠な銅の需要増に対応し、銅製錬大手である三菱マテリアルの生産増強を支援するとする。新プラントでは、酸素や窒素に加えて、半導体製造や溶接などに必要なアルゴンやネオンの生産も可能とするとしており、同社の設備としては国内最大級かつ最新鋭の酸素製造プラントに位置づけられる。