間接資材のインターネットストア「モノタロウ」を運営するMonotaROは11月22日、同日開催の取締役会において、同社の年度が切り替わる2024年1月1日付で、代表執行役社長の異動を行うことを決議したことを発表した。

同社は2000年10月に創業して以降、インターネットを介した間接資材の販売事業を展開してきた。社長指名委員会によると、同社は創業者の瀬戸欣哉氏(現 取締役会長)の時代より、約10年スパンで社長交代を行ってきた経緯があり、2012年にも取締役兼代表執行役社長(現任)に鈴木雅哉氏を据える人事を行ってきた。

鈴木氏の社長就任もおよそ10年ほど経つことから、数年前から本格的な社長交代に向けた検討を進めてきたという。

今回、新社長として指名されたのは同社常務執行役 サプライチェーンマネジメント部門長 BPM(ビジネスプロセスマネジメント)推進室長の田村咲耶氏。ボストン・コンサルティング・グループやGEヘルスケア・ジャパンを経て、2020年3月に同社に入社。2021年4月にサプライチェーンマネジメント部門長、2022年3月に執行役サプライチェーンマネジメント部門長、2023年3月に常務執行役サプライチェーンマネジメント部門長、同6月にBPM推進室長に就任している。

2020年3月の入社時から2022年ころまでの新型コロナウイルス感染症拡大の影響による国内外のサプライチェーンの混乱への対応や、2022年4月に稼働を開始した同社最大の配送拠点である兵庫県の猪名川ディストリビューションセンターのプロジェクトの計画・運用などにおけるリーダーシップなどが評価され、今回の指名に至ったという。同社の取締役会は、他者の多様な意見に耳を傾け、高速で学習し、経営の執行に活かすというリーダーシップがMonotaROという集団にとって親和性が高いと判断するとともに、今後のさらなる成長に必要であると判断し、代表執行役社長に選定することを決定したと説明している。

なお、2024年1月1日付で、田村氏の代表執行役社長就任に併せる形で、鈴木氏は取締役兼代表執行役会長に就任し、引き続き同社の海外子会社を管掌するとともに、同社の親会社である米W.W. Graingerのオンラインビジネス担当マネージングディレクターを務めるとしており、国内外における事業者向けEコマース事業の最新知見を生かす形でMonotaRoの最高経営責任者として統括していく予定としている。また、現在の取締役会長の瀬戸氏は、これらの人事に併せる形で2024年1月1日付で取締役に異動予定となっている。

  • 田村咲耶氏

    左が2024年1月1日付で取締役兼代表執行役会長に就任する鈴木雅哉氏、右が同じく1月1日付で代表執行役社長に就任する田村咲耶氏