富士通セミコンダクター(FSL)より2020年3月31日付でシステムメモリ事業を分社化して誕生した富士通セミコンダクターメモリソリューション(FSM)は7月16日、4Mビットの125℃動作保証FRAM「MB85RS4MTY」を開発したことを発表した。

同製品は、1.8V~3.6Vのワイドレンジの電源電圧で動作するSPIインタフェースを持つ不揮発性メモリで、125℃の高温環境下でも、最大4mA(50MHz動作時)の動作電流を実現した低消費電力不揮発性メモリ。-40℃~+125℃の温度範囲において、10兆回のデータ書き換え回数を保証しており、0.03msごとにデータを書き換えたとしても10年間同じアドレスに記録し続けることが可能だという。 なお、パッケージは、EEPROMと互換性がある8ピンSOPに加えて、小型で薄型のリード無し8ピンDFNで提供され、すでに評価サンプルの提供を開始しているという。

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  • 8ピンDFNパッケージの4MビットFRAMのパッケージ外観と適用イメージ