日本半導体製造装置協会(SEAJ)は4月9日、2018年(暦年)の半導体製造装置販売額(確定値)は、前年比14%増の645億ドルとなり、2年連続で史上最高値を更新したとの調査結果を発表した。

同統計は、SEMI(Semiconductor Equipment and International)と協同で、世界95社以上の半導体製造装置メーカーから毎月提供されるデータを集計したもので、日本のデータはSEAJが集計し、それ以外(北米、欧州、韓国、中国など)のデータはSEMIが集計している。

地域別では、韓国市場が前年比1%減と減速したものの、それでも177億1000万ドルと地域別トップは維持した。最大の販売先であるSamsung Electronicsは、2018年後半に半導体メモリ増産のための設備投資を凍結した一方、メモリ分野での競合であるSK Hynixがここぞとばかりに増産のための投資を行い、シェアを伸ばした。結果として、2018年の韓国市場における設備投資額は、前年比で若干のマイナスとなった。

2017年に地域別市場シェア3位だった中国は、2018年に前年比59%増と大幅に伸ばした結果、131億1000万ドルとなり、同12%減となった台湾を抜いて2位に浮上した。4位の日本は同46%増の94億7000万ドルとなり、過去最高だった2007年(93億1000万ドル)を抜いて11年ぶりの記録更新となった。東芝メモリの四日市工場の新棟竣工にともなう設備投資とソニーセミコンダクタマニュファクチャリングのCMOSイメージセンサ増産のための投資が主に寄与したようである。5位は北米で、同4%増の58億3000万ドルだった。

今回発表された半導体製造装置販売額と対をなす2018年の世界半導体材料販売額については、前年比10.6%増の519億ドルで過去最高額を更新したことが、すでにSEMIより発表されている。なお、SEMIは、2019年の半導体製造装置市場については前年比14%減のマイナス成長を予測している。

  • 2018年と2017年の地域別の販売額と前年比成長率

    2018年と2017年の地域別の販売額と前年比成長率 (出所:SEAJ)