PTCは、同社の製品ライフサイクルソ管理(PLM)リューション「Windchill」で生成AIを活用できるAI機能「Windchill AI Assistant」の提供を開始したことを発表した。チャットインタフェースを通じた生成AIにより、プラットフォーム内に保存されている製品情報をユーザーが簡単に検索・理解・活用できるようにするという。
複雑化する設計に対する培われた知見をAIで支援
製品機能の複雑化に伴い、設計や製造などのデータも複雑化し、ドキュメントの量も増加していくことで、特定情報を見つけ出すことが難しくなっている。同AI機能は、そうした課題対応に向けて、ユーザーがわかりやすい言葉で質問することで、Windchill内のドキュメント内容に基づいた文脈に沿った回答や要約を取得することを容易にするもの。
同社では、長文ファイルの迅速なレビューや関連性の高い情報の抽出、および従来のレポートや標準的なナビゲーションでは見つけにくかった長年にわたるエンジニアリングテスト、レビュー、技術文書に埋もれた知見へのアクセスを可能にするとしている。
また、すべての回答に情報源が示されるほか、アクセス制御ルールも確実に適用されるため、透明性・セキュリティ・信頼性の向上を図ることも可能だとする。
なお、同機能はプラグインとして提供されるため、顧客企業は業務への影響を最小限に抑えながら、新しいAI機能を迅速に導入し、継続的なイノベーションを実現できるという。
今後、同社はWindchill AI Assistantの機能強化を継続して行っていき、ユーザーとWindchillデータとの関わり方をさらに拡張していくことを計画しているとのことで、将来的には、部品管理や変更管理などの追加プロダクト領域へのAIエージェントの展開、ドキュメント情報に対する知見の深化、AI主導のアクションをワークフローに直接組み込むことなどを予定しているとする。また、より広範なプロセス、およびドメインの知識を取り込み、ユーザーがWindchill上でタスクを遂行する際のガイダンスを強化することも目指すとしている。