ジャパンディスプレイ(JDI)は12月4日、戦略発表会「JDI Future Trip」を開催。同社が掲げる見・聞き・触れ・香り・味わえる五感デバイスの具現化に向け、視覚と嗅覚で新たな顧客体験を提供することを目的とした「紡ぎシリーズ」を開発したことを発表した。

同シリーズ第一弾の1つとなるのが、好みの空間演出ができる壁掛けインタフェ-ス「XHL-01 Halley」で、高精細ディスプレイをタイリングさせ壁掛けのインテリアとして、顧客特性に応じた映像や香りを提供する事で、ユーザー好みの空間を作り出すことを目指したものとなっている。

  • Halleyの外観

    Halleyの外観

湘南工科大学とのデザイン分野での産学協同プロジェクトとして進められてきたもので、高級ホテルといった空間を重視する場所で、そのコンセプトに応じた映像表示と香りの提供を可能とするとのことで、すでにアジアのホテルチェーンでの利用に向けた話し合いが進んでいるという。今後は、同ホテルチェーンでの実証実験を進め、効果検証などを行っていく予定としている。

  • Hallyの概要

    Hallyの概要

  • プロトタイプ

    会場には湘南工科大学の学生などが手がけたプロトタイプも展示されていた