ジャパンディスプレイ(JDI)は12月4日、戦略発表会「JDI Future Trip」を開催。2018年8月1日付けで発表したヘッドアップディスプレイ(HUD)搭載スマートヘルメット「XHD-01 スパルタ」の次世代品となる着脱可能な小型HUDを後付け可能としたユニット「XHD-02 KAIKEN(懐剣)」の開発を開始したことを明らかにした。
懐剣は、スパルタでは、ヘルメットそのものを開発し、安全基準などを満たす必要があるという点を踏まえ、既存のヘルメットに後付けで取り付けることでスマート化を図ることをコンセプトとしたもの。
また、将来的には同社が開発を進めているセンサ技術も搭載することで、周辺データの取得を図り、さらなるアプリケーションの実現に生かすとするほか、その先には、脳波を取得して解析を行い、コントロールに結びつける「ブレインコンピュータ・インタフェース(BCI)」と連携させることも進めていく、としている。
なお、着脱可能な構造を採用する懐剣は、これからどのようにヘルメットなどに取り付けるか、といった具体的なことを詰めていくとする一方で、製品としては2019年度中に発売にこぎつけたいとしている。