Texas Instruments(TI)は、IoT向けプラットフォームとして19.99ドルの「Tiva Cシリーズ・コネクテッド・ローンチパッド(型番:EK-TM4C1294XL)」を発表した。

同ボードに搭載されたメインエンジンであるTiva Cマイコン「TM4C1294NCPDT」は、Ethernet PHYの物理層までを統合し、従来から実績のあるローンチパッド&ブースタパック・エコシステムからさまざまな組み合わせができるだけのメモリ容量も実現しているほか、堅牢な性能かつ多様なペリフェラル群は、同時に複数の通信プロトコル・スタックを実行できるため、複数のエンドポイントからクラウドでデータを一元管理するようなネットワーク・ゲートウェイ製品を簡単に開発することが可能になるという。

また、10/100Ethernet MAC +PHYの統合や幅広いアナログ回路の統合とコネクティビティのオプションも提供しているほか、2組のブースタパックXL プラグイン・インタフェースも備えており、これらのインタフェースを使って、すでに販売されているブースタパック各種と組み合わせることで、センシングしたデータをロギングしつつ、ディスプレイ表示さらには無線ネットワークでデータを転送するまでの一連のアプリケーションの原理試作を簡単に構築することができるようになるとしている。

なお同ローンチパッドは、すでにTI eStoreと販売特約店より提供が開始されている。

Tiva Cシリーズ・コネクテッド・ローンチパッド「EK-TM4C1294XL」