ウルトラテクノロジスト集団・チームラボとダイキン工業は24日、"空に浮かぶ雲に、自由に映像を映したい"という想いから進めてきた映像投影企画「雲プロジェクト」を本格始動し、特設サイトでの情報公開を開始した。

「雲プロジェクト」は、両社が「空に浮かぶ雲に、自由に映像を映したい」という思いから進めてきた映像投影企画。このプロジェクトの実験と研究の成果を発表するため、2013年9月に雲海の名所である北海道・星野リゾートトマムにて、実際に雲への投影を実施する。

また、このプロジェクトにおいて、チームラボはこれまで手がけてきたデジタルアートの制作やプロジェクションマッピングなどのノウハウを生かし、雲を対象に行うプロジェクションの手法を試行錯誤してきた。一方、国内屈指の空調メーカーであるダイキンは「雲生成装置」を独自に開発し、雲に映像が投影できる条件を導き出すなど、温度・湿度・気流・清浄に関する分析やシミュレーションにおいて、長年の研究の成果を発揮している。

北海道星野リゾート・トマムで、自然雲への投影実験

ダイキンが独自に「雲生成装置」を開発した

なお、同プロジェクト特設サイトでは、9月の投影会の結果や過去の取り組みも含め、雲への映像投影の手法や天然雲の作り方など、全てのプロセスを写真と共に詳しく紹介していくとのこと。現在、同サイトでは雲にダイキンのキャラクター「ぴちょんくん」などの画像や、リアルタイムで描画した内容を投影する様子を収めたムービーが公開されている。