恋愛相談に限らず、女の子から相談ごとを持ちかけられるのは男子としてうれしいことです。

特に、気になる女の子、好意を抱いている女の子から悩みを打ち明けられたときは、できる限り力になってあげたい。いいアドバイスをしてあげたい。頼れる人だ、親身になってくれる人だ、やさしい人だと思われたいという気持ちになるはず。

しかし、オレとしてはいいアドバイスをしていたつもりだったのに、よかれと思って意見を言ったのに、なぜだか相手の女の子からはよい反応が得られなかった。あまり相談されなくなってしまったというのはよくあることです。

今日は、女の子から恋愛相談をされたとき、どんな感じで受け答えをすればいいのか? 女の子は男の子に相談するとき、どんなことをのぞんでいるのか? という問題について考えてみることにします。

◯女子としては、男の子の気持ちを理解したい。男の子からの目線で見てほしいと恋愛のアドバイスを求めたのに、「男ってこういうもの」と決めつけてしまうアドバイスをしてしまうと、女の子から、(え? そういう意味で言ったわけでは……)(たしかに、そういう男子は多いかもしれないけど、彼にはあてはまらないんだよねぇ。私の話、ちゃんと聞いてくれていたのかな)と思われてしまいます。

「浮気しない男はいない」「仕事と恋愛だったら、仕事が優先に決まっている」「彼女と男友だちと約束がかぶったら、友だちのほうにいく」というようなことを言ってしまうと、固定観念にとらわれている人、こちらの話をちゃんと聞かずに思い込みで話している人と思われてしまうこともあります。

女子としては、男の人ってどんなふうなの? こういう時、男の人ってどう考えると思う? というところを聞きたいわけですから、ちょっと聞いて定型文のようなアドバイスをするのではなく、相手の女の子の話をよく聞いて理解したということをわかってもらうために、「うんうん」「そうだね」「こういう人なんだ」と、相槌を打ってあげるのを忘れないようにした上で、「他の女の子と食事したら浮気っていう人もいるし、浮気の概念も人それぞれだから」男といってもイロイロな考えの人がいる。人それぞれ考え方は違うという柔軟な意見を言ってあげるといいと思います。

◯好きな人がああでこうで、こんなことがあった。あんなことがあったと、女の子が散々、自分の恋愛について語ったところで、いざ男の子の意見を教えてというと、「そんなヤツよりオレにしたら?」「今、ちょうどフリーなんだけど乗り換えない?」と、とにかくまずは自分アピールしてしまう。

女の子からするともちろん、男子に好意を持たれることはうれしいですし、こんな相談をしているのに自分はどう? なんて言ってくれる人もいるんだ、と自分に自信を持てる部分もあるのですが、その反面、(誰にでもこういうことを言う、軽い人だったのかも)(好きな人がいて、こんなに悩んでいると言っているのに、どうしてそこでオレは? なんて言えるの? 私のこと、すぐになびく女だと思っているということ?) などと相談を持ちかけてくれるということは、少なくとも友人としてオレに好意を持ってくれているのだろうから、ここで自分をアピールしておこうという気持ちはわからないでもないのですが、先走ってしまうのはよくありません。

まずは、相手の相談に乗ってあげて、それから、「それでもうまくいかなかったら、オレもついているからさ」「つらいことがあったら、いつでも相談に乗るから」というふうに、そばにいるよ、いつもで頼ってよというところを見せるところからはじめるといいと思います。

◯女の子の好きな相手、彼氏の話を聞いていて、(その男、ダメじゃない?)(ああ、あんまりいい男ではなさそうだな)と思ってしまうこともあると思います。

その上、悩みを相談してきた当の本人である女の子のほうも、相手の男子のことをシビアにきつく、冷たく言っているので、つい、「そいつ、ダメじゃん」「やってることが最低だな」と、女子の好きな相手の悪口を言ってしまうと、女の子は、(やっぱり、男同士の目からみてもよくないんだ)と、さらに落ち込んで、暗い気持ちになってしまうものです。

女子が好きだと言っている相手、彼氏を悪くいうのは簡単なことですが、それでも彼が好きだという彼女の気持ちを尊重して、相手の男性の悪口は言わないように気を付けたほうがいいかもしれません。

そうすることで、(誰に相談してもみんな、私の彼の悪口を言うのに、この人だけは悪口を言わなかった。気遣いのできるやさしい人なんだな)と女の子から思ってもらえるはずです。

その他にも、恋愛相談を聞いているうちに、いつの間にか、「オレもそういう経験あるわ」と相手の女子の話を取ってしまう。「それは、Aちゃんが悪いよ。男はそういうの引くよ」と、相談してきた女の子の言動を悪く言ってしまう。途中から、同じ話をぐるぐるしているだけだと気づいて飽きてしまい、女の子の話をきちんと聞いていないモードに入ってしまう。などといった態度はとらないように、気をつけたいところです。

女の子から、恋愛の悩みを打ち明けられたときは、話が長くなろうとも、とにかく親身になって聞いてあげる。女の子の意見を否定せずに、「間違っていないよ」「頑張ったね」と相手の話をやさしく受け止めてあげることができると、女の子から頼れる人、やさしい人と思ってもらえるはずです。ぜひ、頑張って、大きな気持ちで、女の子からの恋愛相談を受けてあげてほしいなと思います。

酒井冬雪です。恋愛相談って、話が長引くことが多いものですが、そこをちゃんと聞いてあげると、「長々と付き合ってくれてありがとう」と女の子からの好感度も上がるというものです。ぜひ、相手の話に興味を持って、じっくり付き合ってあげてほしいものです。では、またね。