キッチン用品の中でも、汚れが気になりやすいのが「まな板」です。特にプラスチック製のものは、野菜の色素などが沈着しやすく、黄ばみが目立ちがち。そこで今回は前回に引き続き、酸素系漂白剤「オキシクリーン」と塩素系漂白剤を使い、どちらがまな板の汚れをよりきれいに落とせるのかを検証してみました。

オキシ漬けとキッチン泡ハイターはどちらが黄ばみに強い?

前回は、オキシクリーンで作った「オキシペースト」と、塩素系の「カビとり泡スプレー」を使い、お風呂パッキンの汚れ落ちを比較検証しました。その結果、汎用性の高いオキシペーストと、カビ取りに特化したカビとり泡スプレーは、意外にもほぼ互角という結果に。

  • プラスチック製まな板の「黄ばみ」汚れの落ち方を、オキシと塩素系漂白剤で比較検証する

    プラスチック製まな板を半分ずつお手入れする

そこで気になったのが、「他のアイテムでも同じような結果になる?」ということです。今回は、プラスチック製のまな板を対象に、オキシクリーンを用いた「オキシ漬け」と、普段から使っている塩素系漂白剤「キッチン泡ハイター」で半分ずつお手入れし、黄ばみ汚れの落ち方を検証していきます。

まな板の黄ばみ検証に用意したもの

今回は、以下のアイテムを準備してまな板の黄ばみ落ちを検証しました。

・きれいにしたいプラ製まな板
・オキシクリーン
・42℃のお湯
・洗い桶(容量8リットル)
・泡立て器
・ビニール手袋
・キッチン泡ハイター

泡立て器は、オキシクリーンを溶かしたお湯をかき混ぜるために使用しますが、菜箸など他のもので代用しても問題ありません。

また、オキシクリーンや塩素系漂白剤を使用する際は、肌を守るために必ずビニール手袋やゴム手袋を着用しましょう。

まな板を右半分だけオキシ漬けする

まずは、きれいにしたいプラ製まな板の状態を改めて確認してみましょう。まな板の中心はかなり黄ばみが目立ちます。

  • かなり黄ばみの目立つまな板

    かなり黄ばみの目立つまな板

また、野菜を切る際にできる細かな傷があることで、より汚れが付きやすくなっているようにも感じます。

  • 食器用洗剤で洗っても黄ばみは落ちない

    食器用洗剤で洗っても黄ばみは落ちない

食器用洗剤で洗っても落ちなかった黄ばみ汚れが、オキシ漬けでどの程度きれいになるのか。さっそく試してみます。

オキシクリーンは、40〜60℃のお湯で使用するのが適温とされています。分量の目安は、お湯4リットルに対してキャップ1杯。今回は洗い桶に約42℃のお湯を6リットル入れ、オキシクリーンをキャップ1杯半加えて、よくかき混ぜました。

  • オキシクリーンを入れたら泡立て器などでよくかき混ぜる

    オキシクリーンを入れたら泡立て器などでよくかき混ぜる

同じまな板で汚れ落ちを比較するため、向かって右側部分だけオキシ溶液に浸かるようにセットしました。この状態のまま、約1時間置いて様子を見ていきます。

  • 向かって右側部分だけオキシ漬け

    向かって右側部分だけオキシ漬け

果たして、黄ばみはどの程度落ちるのでしょうか。1時間が経過し、水で洗い流してみました。

  • オキシ漬け前と黄ばみはあまり変わらない

    オキシ漬け前と黄ばみはあまり変わらない

あれ……? オキシ漬け前の状態と変わっていないように見えます。これまでの経験から、オキシ漬けはプラスチックの汚れと相性がいいように感じていましたが、黄ばみ汚れはまた別なのでしょうか。

もしかすると、まな板の右半分のみをオキシ漬けしようとしてまな板を立てかけたことで、オキシ溶液に黄ばみ部分が充分浸からなかった可能性はあります。

しかし、酸素系漂白剤のゆるやかな漂白効果を考えると、黄ばみに対しては見違えるほどの作用はないのかもしれません。

キッチン泡ハイターでまな板の左半分を漂白

続いて、キッチン泡ハイターを使って、まな板の左半分を漂白していきます。スプレーをまな板の左半分にのみ吹きかけたら、できるだけ同じ条件で比較するため、泡の上からラップはかけずそのまま放置しました。

  • まな板の左側部分だけスプレーを吹きかけて30秒待つ

    まな板の左側部分だけスプレーを吹きかけて30秒待つ

スプレーを吹きかけてから30秒待ち、水でしっかり洗い流します。さて、どうなったでしょうか。

  • 黄ばみは明らかにきれいに

    黄ばみは明らかにきれいに

黄ばみの落ち方は一目瞭然です。キッチン泡ハイターを使った左半分だけ、見事に黄ばみがきれいになりました。たった30秒で、1時間漬けたオキシ漬けよりはるかにきれいになり、塩素系漂白剤の威力をあらためて実感しました。

オキシ漬けとキッチン泡ハイターの検証結果は

今回の汚れ落ち検証では、キッチン泡ハイターが圧倒的な結果となりました。掃除にかかる時間も、オキシ漬けが約1時間だったのに対し、キッチン泡ハイターはわずか30秒。短時間で漂白できる点は大きなメリットです。

コストや手間の面でも、お湯や洗い桶を用意する必要がないキッチン泡ハイターは手軽に使えます。プラ製まな板を「できるだけ早く、簡単にきれいにしたい」という場合は、塩素系漂白剤を選ぶのがベターといえそうです。

  • オキシ漬けとキッチン泡ハイターの評価比較

    オキシ漬けとキッチン泡ハイターの評価比較

一方で、今回は検証の都合上、まな板全体をオキシ漬けできなかったため、黄ばみの落ち方に多少影響が出ている可能性もあります。まな板が充分な量のオキシ溶液にしっかり浸かっていれば、もう少し黄ばみが落ちたかもしれません。

また、まな板に限らず、「キッチン用品をまとめて清潔にしたい」という場合には、オキシ漬けが向いているといえそうです。

2026年も間近に迫ってきました。今年のうちに少しずつ掃除、お手入れを進めておきたい方は、オキシクリーンや塩素系漂白剤を活用して、キッチンまわりをすっきりさせてみてはいかがでしょうか。