年に一度は訪れる、長野県。今年も大好きなこの地に、戻って参りました。滞在地付近で使用できそうなワークスペースについて調べてみると、安曇野でコワーキングスペースを運営されているところがあるという情報を発見。
昨年、足繁く通っていた安曇野市。「こんなワークスペースがあったんだ!」と知らなかったことに若干ショックを受けながら、早速問い合わせをしてみました。
Work plus Azumino
Work plus Azuminoとは、安曇野市内にある3つのコワーキングスペースによって2019年に開始したサービス。働く場所を選ぶという新しい時代の仕事スタイルを提案されています。
今回お話を伺ったのは、コワーキングスペース「北アルプスワークサイト」を運営されている、鶴飼博将さん。Webの会社で16年ほど勤務された後、4年ほど前にご家族で安曇野に移住。現在は週3日でカフェを運営する傍ら、Webサイトのディレクション等をされています。
鶴飼さん自身が場所や時間に捉われない働き方を実践されているので、とても説得力があります。
Work plus Azuminoでは、コワーキングスペースの提案に加えてアクティビティなどの紹介もしています。
例えば秋のプランでは、田んぼでの農業体験や乗馬、星空観察会への参加など魅力的なアクティビティがたくさんありました。
このようにワークだけではなくバケーションも楽しめる仕組みとなっているので、ワーケーションを初めて実践される方でも安心して過ごすことができそうです。
北アルプスワークサイト
Work plus Azuminoがどういう団体なのか分かったところで、掲載されている3つのコワーキングスペースを実際に訪れてみることにしました。
一つ目は、お話を伺った鶴飼さんが運営されている「北アルプスワークサイト」です。
水曜日のみの営業で、木・金・土曜日はカフェギャラリー「月とビスケット」として営業されています。
カフェには何度も足を運んだことがありますが、その傍らでこのような事業が行われているなんて、まったく知らず驚きでした。
1日1,000円でワンドリンク(珈琲or紅茶)付き。その他の飲食物の持ち込みも可能なので、1日ゆったりと仕事に向き合うことができます。
現在は、新型コロナウイルスの影響により、完全予約制となっています。席数を減らしての営業とのことだったので、利用希望の方は早めのお問い合わせをお勧めします。
Azumino Coworking (しの389安曇野)
二つ目は、「Azumino Coworking」です。2013年から運営とかなり早い時期から始められているワークスペースで、安曇野のコワーキングスペースの先駆けともなった施設です。
こちらのワークスペースは、農家民宿も併設されています。自然豊かな民宿に滞在しながら、仕事に取り組むことができます。
単身はもちろん、家族や仕事仲間と一緒に訪れても楽しそうですね。仕事も農業体験も観光も、それぞれのペースで楽しむことが出来る場所となっていました。
シェアハウス高橋
三つ目は、「シェアハウス高橋」です。安曇野髙橋節郎記念美術館のすぐ隣にある建物で、節郎氏の実兄の達郎氏によって造られたものです。各所に手作り感と遊び心や個性が溢れる、独特な建築物となっています。
1階のダイニングルームをワークスペースとして開放されています。高級感が漂う、素敵な場所です。
施設名にもある通り、建物の2階はシェアハウスとなっています。4つの個室は現在満室で、いずれも長期で利用されているのだそう。
周辺には住宅もないので、とても静かなことも特徴です。別荘に来たようなリゾート感を楽しみつつ、仕事にも集中して取り組むことができます。
普段とは違った環境の中で仕事をしてみよう
今回の旅では、Work plus Azuminoさんにお邪魔しました。大好きな安曇野のことをまた一つ知ることができて、とてもうれしいです。
施設をメインにご紹介してきましたが、他にも安曇野には訪れていただきたい場所がたくさんあります。
私は、池田町の小高い山からみるこの景色が好きです。皆さんも是非安曇野へ足を運んで、お気に入りの場所を探してみてください。
南谷有美(なんや・ゆみ)
カメラマン/ライター
2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。