ライターの観月です。収納王子コジマジックさんが、子どもの片付けを促す、100均アイテムを使った収納テクニックを紹介していく本連載。今回は、パンツや靴下などの子ども用衣類を上手にしまうために、仕切り板を活用していきます。子どもが自分で収納しやすくなりますよ。

収納王子コジマジックより

衣類の収納には、仕切り板で仕切ったプラスチックのかごを活用しましょう。パンツや靴下はくるくると丸めて、縦型に収納するのが望ましいのですが、仕切りがないとせっかく立てて収納しても、倒れてしまいがちです。

仕切り板で衣類の"帰る家"を作ってあげることで、子どもは簡単にパンツや靴下を元の位置に戻すことができます。「丸めて元の位置に戻す」という作業を遊びにして、楽しんでお片付けしてもらうのもいいですね。

【材料】

・プラスチックのかご
・仕切り板


いざチャレンジ

今回、100円ショップで仕入れてきたのは白い仕切り板。プラスチックかごはもともと家にあったIKEAのプラケースを使用することに。子ども用の衣類は色鮮やかなものが多いので、かご、仕切り板ともにベーシックなカラーをチョイスすると、見た目にも洗練されるのでオススメです。

では、早速組み立て開始! といっても、仕切り板を縦横好きな間隔でカポッとはめてプラスチックかごに挿入するだけなので、作業時間はものの数十秒しかいりません。

パーツを組み立てて、かごにはめ込むだけでセッティング完了!

ちなみに今回は、ダイソーの仕切り板を使いました。プラスチック製のものや、ダンボール製のものがありますが、どの仕切り板も長さを調整したい場合は、自分で簡単にカットできます。さらに、長さや高さ違いでの品ぞろえも充実しているので、収納したいバスケットや引き出しに合わせて最適なサイズのものを選べます。

1つのかごの中でアイテムを分類できる!

仕切り板をセットしたら、お楽しみの収納タイム! 下着、スタイ、靴下、パジャマ、ガーゼタオルをアイテム別に分けて収納します。

どのアイテムもきっちりと収まってくれました

実際にトライしたところ、仕切り板があれば、サイズや形の異なるアイテムでも簡単に美しく収納できることが分かりました。しかも、その状態をずっと保つことができるのです。

仕切り板なしだと、上にあるものばかりを使ってしまう

仕切り板を使用せずに収納すると、日が経つにつれてかごの中がグチャグチャになり、上の方にあるものしか使用しなくなりがちです。

アイテムを取り出すたびにグチャグチャに……

しかし、仕切り板できっちり区画を分けて収納すれば、全てのアイテムが平等に並ぶため、子どもたちが自然と「その日の気分」で使いものを選んでくれそうです。

もちろん、楽しく取り出せるだけでなく、楽に収納できるのも大きな魅力。「洗濯して取り込んだ子ども用衣類は、仕切りの中に戻す」ということを徹底すれば、散らからずに見やすい状態をずっとキープできますよね。

子どもにお手伝いを頼みやすくなる分、親の負担が軽減

キレイな収納が簡単にできれば、子どもたちにお手伝いをお願いしやすくなるのもまた事実。しかも洗濯は毎日のことなので、子どもたちが自分の衣類を自分でしまってくれるだけでも、親の負担がぐっと減ります。

今回はアンダーウェア中心の整理整頓にチャレンジしましたが、次は大きめのバスケットや仕切り板を用意して、Tシャツやトレーナーなどもキレイに整理していきたいですね。

収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。

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