阪和線用の新型225系が7月1日から営業運転を開始する。7月1日時点での投入車両数は28両で、2016~2017年度にかけて計122両を投入していく予定。現在、おもに103系・205系を使用する普通列車も順次新車になるという。
225系は2010年にデビューした車両で、阪和線にも5000番台が投入された。今回の新車は225系の2次車にあたり、阪和線用の車両には5100番台が付与されている。先頭車は521系3次車や227系と共通する形状となり、車両前頭部強化を図った。225系5000番台と異なる外観になったこともあり、「225系5100番台」の呼び名が定着しつつある様子。
阪和線用の新型225系は4両固定編成と6両固定編成があり、関空・紀州路快速から普通列車まで幅広く運用される予定。4両固定編成の先頭車には編成間転落防止ホロが付く。今年3月に報道公開されて以降、阪和線を中心に試運転が行われ、いよいよデビューを迎えることになった。7月からの営業運転区間は大阪環状線(天王寺~大阪~天王寺間)・阪和線(天王寺~和歌山間)・関西空港線(日根野~関西空港間)とされている。
近畿エリアでは、阪和線への新車投入に加え、大阪環状線・桜島線(JRゆめ咲線)へ新型車両323系の投入も進められる予定。阪和線の103系・205系、大阪環状線・桜島線の103系・201系といった既存車両の去就にも注目が集まる。