京都駅から北近畿方面へ向かう特急「きのさき」「はしだて」、新大阪駅から北近畿方面への特急「こうのとり」、京都駅・新大阪駅から和歌山・南紀方面へ向かう特急「くろしお」に、10月31日から新形式車両289系が投入された。

京都駅発着の特急「きのさき」にも289系が投入された

683系と同様、先頭車は貫通タイプ・非貫通タイプがある

289系は今年3月のダイヤ改正まで、683系(2000番台)としてL特急「しらさぎ」に使用されていた車両。今年10月まで特急「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」で活躍した国鉄特急形電車381系の置換えを目的に投入され、直流区間のみの運転となることから289系へ形式変更されたという。

新大阪駅18番線から発車する289系の特急「こうのとり」

289系の特急「くろしお」。新大阪駅11番線から発車

特急「くろしお」の車両はラインカラーにオーシャングリーン色を採用し、投入本数は39両(6両編成×5編成、3両編成×3編成)。特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」の車両はダークレッド(えんじ)色のラインカラーとなり、投入本数は46両(4両編成×7編成、3両編成×6編成)とされている。289系の投入により、「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」の全列車でJR発足以降の車両による運転が実現した。