ハイスペ男子総合研究所 所長のしのです。
この連載では、平均年収5,000万円のハイスペック男子の生態・恋愛観・結婚観をリサーチするハイスペ総研が、皆さまからの質問にお答えする形で、彼らに直接聞いたハイスペック男子の落とし方をレポートします。
今回お答えするご質問は、こちら。
息子がハイスペック男子になれそうか知りたいです。ハイスペックな人たちは子どもの頃にどんな教育や環境で育っているのでしょうか。(兵庫県/48歳)
今回は、「ハイスペック男子たちはどんな環境で育ってきているのか」についてリサーチを行いました!
■家庭の経済状況はさまざま
まず、リサーチしたハイスペック男子たちの家庭環境を、「収入」という視点から見てみると、その状況はそれぞれ違うものでした。裕福なご家庭で高級店にもよく行っていたという方、ご両親が共働きで家にいない時間が多かったため家で兄弟と過ごしていたという方、ご両親が離婚されていて経済的に苦労されていた方などなど。
しかしその中でも不思議と多かった答えは、「元々は裕福な家庭だったけれど、何かのアクシデントで裕福ではなくなった」というもの。苦しい時期を経験された分、お仕事で成功して家族を幸せにしたい! という気持ちが強いからこそ、ハイスペック男子になれたのかもしれませんね。実際に。現在は経済的に実家の面倒を見ているという方も多いようです。
■ハイスペック男子を生んだ教育方針
次に、家庭の教育方針について伺ってみると、ご両親が教育熱心だったという方は意外にも少数でした! 熱心に塾に通っていた方よりも、家には本が多くあり小さい頃からよく読んでいたという方や、特に勉強しなくても成績は良かったという方が多かったようです。子ども時代は成績を気にしておらず、趣味やスポーツなど、やりたいことを自由にやらせてもらっていたというお声も多く伺いました。
一般的なご家庭で聞くような「塾に通って良い大学を出て、良い会社に入りなさい」というような教育方針の中で育った方は、ほぼいらっしゃいませんでした。
■一般常識の枠にはめない
ハイスペック男子のお話を聞いていく中で感じたのは、ご本人の資質を尊重されて育っていらしたのだなということでした。例えば、集中しすぎて周りが見えなくなってしまうけれども、1つのことに集中する力が飛びぬけている方は、その長所を伸ばすような教育を受けてきていました。逆に、飽きっぽくてあれもこれもやってみる、というような方は、どんどん興味の対象にチャレンジさせてもらってきています。
共通して言えるのは、ただの「いい子」であることを求められず、そうでない個性を面白いとさえ感じて伸ばしてくれた家庭環境です。家族や親類などの身近な人物に、経営者やお金持ち、変わった価値観の方がいたというお話も多く伺いました。
一般常識の枠にとらわれずに駆け抜けていくハイスペック男子の原点が、そこにあるのかもしれませんね。
■ハイスペックな価値観を育てるには
今回のリサーチで浮かび上がった、ハイスペック男子の育て方のポイントはこちらの3つ。
・幼少から「普通」という価値観の押し付けをされていない
・身近に、世間一般の枠に収まらない人物がいた
・生まれ持った資質を潰さないで育ってきている
ハイスペック男子を育てたいと考えるならば、育てているあなた自身が世間一般の枠に収まっていない価値観を持つことが必要かもしれません。例えば、年収は400万~500万円が平均と言われていますが、それが普通だと考えていれば、お子さんもその価値観になります。そうではない世界があることを見せてあげる、体験させてあげることが、ハイスペック男子に育っていくポイントなのではないでしょうか。
今回は少し視点を変えて、ハイスペック男子の育った教育・環境についてリサーチを行いました。お話を伺ったハイスペック男子からはたくさんの興味深いエピソードが出てきましたので、出会った男性と仲良くなるにももってこいの話題になると思います。ぜひ、参考になさってくださいね。