ドバイの街は驚くようなスピードで進化している。次々と登場する新スポットの中から、今回の旅で訪れた7つを紹介する。

ドバイの夜を眺めながらカクテルを

「JWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ」68階にある、北米料理のレストラン&バー「Weslodge」 。世界一高いタワー「バージュ・ハリファ」などドバイの夜景を楽しみながら、趣向を凝らしたカクテルの数々を味わうことができる。

  • 「JWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ」

ドバイでは、曜日によって女性が無料でアルコールやドリンクを飲める「レディースナイト」を開催。同店でも毎週水曜日の7時30分~夜中まで女性は2ドリンク無料、メインコースが半額になるサービスを実施している。

  • 「Weslodge」で提供される色鮮やかなカクテル

このJWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ、今年2月まで世界一の高層ホテルだった。現在は世界2位(それでも十分すごい)。世界一になったのは同じくドバイの「ゲボラホテル」。その差なんと1メートル。現在でもほぼ世界一の高層ホテルといえる。

ドバイはイスラム圏のためお酒を飲む習慣はないが、ほかのアラブ諸国に比べると比較的寛容。観光客は免税店で購入するか、ホテルのレストランやバーなどで飲酒することができる。

中東唯一のBean to Barチョコレート工場

元倉庫街をギャラリー、ショップ、カフェに改装した、おしゃれなカルチャースポット・アルサーカル地区にある「Mizramチョコレートショップ」。カカオ豆からつくる「Bean to Bar」のチョコレートづくりを行うアラブ首長国連邦唯一のチョコレート工場だ。

  • 元倉庫街のカルチャースポット「アルサーカル地区」

  • 「Mizramチョコレートショップ」

ここでは24種類のチョコレートバーをはじめとした、自然素材にこだわったチョコレートを製造・販売している。62%ダークチョコレートにデーツとフェンネルを組み合わせたチョコレート・バー「70g Dates & Fennel 62%」が国際チョコレートアワード(イタリア・地中海部門)で銀賞を受賞するなど、その味わいも高い評価を得ている。

フラミンゴが遊ぶ野生生物保護区

野生生物保護区の湿地、「ラス・アル・ホール野生生物保護区」。フラミンゴが有名で、ほかにもシロチドリ、ミサゴ、チュウヒ、小さな渉禽鳥類などを観察することができる。ぎらぎらした都市部のすぐそばでこんな大自然がひょっこりと姿を現すのも、驚きにあふれたドバイらしい。

  • 「ラス・アル・ホール野生生物保護区」

この保護区はアラブ首長国連邦初の「ラムサール条約」指定土地として、国際的に重要な湿地の指定を受けた。今後、案内所の設置や世界的に有名な野生生物保護団体との連携など多くの計画があるという。

ドバイの新ランドマークは巨大なフレーム

ドバイの新ランドマークが、巨大な公園ザビール・パークの中に今年1月にオープンしたばかりの「ドバイフレーム」。

  • 「ドバイフレーム」

街なかを車で走っていると、突如視界に入ってくる巨大なフレーム。フレームの側面はエレベーターで上部が展望台になっており、内部に入ることができる(入場料大人AED50/約1,544円、子どもAED20/約617円、3歳以下・65歳以上は無料)。

展望台では150mの高さから、デイラの旧市街やアラビア湾の輝く水面、アラビア砂漠の広大な砂丘やドバイマリーナの高層ビルまで、遠くまで広がるドバイ全土が見える。

展望台の中央は25平方メートルにもおよぶクリスタルの透明ガラスのパネルになっており、足を踏み入れてみると、真下に見える景色を見下ろしながらまるで空中を歩いているかのような体験ができる。現実味のない高さに恐怖すら感じなかった。

ドバイフレームは、昔ながらの古い街並みと新たに開発された大都市部の境に位置しており、昔のドバイと現在のドバイの両方を眺められるのも特徴だ。

  • ドバイフレームから見るオールド・ドバイ

  • ドバイフレームから見るニュー・ドバイ

  • 夜の「ドバイフレーム」はライトアップされていた

ドバイの流行がわかるコンセプトショップ

情報感度の高いドバイの若者に人気なのが、6年前にオープンしたオーガニックレストランと雑貨の店「Comptoir 102」。トレンド感いっぱいの店内には、こだわりの服やアクセサリー、インテリア、コスメ、食品などが集められている。

  • オーガニックレストランと雑貨の店「Comptoir 102」

レストランでは、からだにやさしいオーガニック料理を提供。

SNS映えスポット満載の新ビーチ

ドバイの新ビーチ「ラ・メール(LaMer)」は、レストランやショップ、エンターテインメントが一体化した施設。2017年10月にオープンした。誰でも入れる公共のビーチで、その長さは2km以上。

見どころは、施設の至るところにある"映え"まちがいなしのフォトスポットだ。立体のアート作品や壁画など、お気に入りの場所を探して歩くのも楽しい。

  • 一番人気の天使の羽スポット。前に立てば羽が生えたような写真が撮れる

舞台に大量の水! 衝撃のアクアショー

  • 「ラ・ペール(La Perle) アクア・シアター」

ドバイはエンターテインメントもすごい。シルクドゥソレイユを成功に導いた世界的名演出家フランコ・ドラゴーヌ氏が手掛ける、華麗なアクアショー「ラ・ペール(La Perle)」(AED400~/約1万2,356円~)の鑑賞もおすすめ。ショーは専用劇場「ラ・ペール(La Perle) アクア・シアター」で行われ、19時と21時または16時と19時の2回公演。不定休。

ショーは驚きの連続。舞台中央に巨大な池のセットがあり、上から大量の水が注がれ舞台全体が水でいっぱいになるような場面も。また高さのあるアクロバティックなアクションや、宙に吊るされたセットの中をオートバイが走る演出など緊張しっぱなしだ。

取材協力: ドバイ政府観光・商務局

※記事中は1AED(ディルハム)=30.89円で換算(12月12日レート)