JR東日本盛岡支社は、2021年3月13日に実施するダイヤ改正で、利用者の利便性向上のため、東北本線・釜石線の快速「はまゆり」の停車駅と一部列車の運転時刻を見直す。山田線では、茂市~宮古間で一部列車が運転取りやめとなる。
現行の快速「はまゆり」はキハ110系を使用し、指定席1両・自由席2両の3両編成で、盛岡~釜石間にて上下各3本を運転。途中の矢幅駅、花巻駅、新花巻駅、土沢駅、宮守駅、遠野駅、小佐野駅に全列車が停車するほか、一部列車が鱒沢駅や岩手上郷駅などに停車する。松倉駅はこれまで、下り1本・上り2本が停車していたが、ダイヤ改正後、「はまゆり」の全列車が停車するようになる。
あわせて上り「はまゆり4号」の運転時刻を変更。現行の釜石駅10時14分発・盛岡駅12時32分着から1時間以上繰り下げられ、釜石駅11時31分発・盛岡駅13時43分着となる。
■山田線、日中の宮古駅発着は快速「リアス」のみに
山田線では、茂市~宮古間で日中時間帯に運転されていた普通列車(現行の茂市駅10時16分発・15時1分発の下り2本、宮古駅14時34分発の上り1本)が運転取りやめに。ダイヤ改正後、日中時間帯に宮古駅を発着する列車は快速「リアス」(下り2本・上り1本)のみとなる。上りは宮古駅9時29分発の快速「リアス」の後、同駅16時15分発の普通列車(盛岡行)まで7時間近く空くことになる。