こんにちは! マッチングアプリ専門家の伊藤早紀です。今回は「マッチングアプリを使って成功する人・しない人」を解説します。

マッチングアプリは出会いの「ツール」であり、恋人保証はついていません。そのツールを活用できるのは人それぞれ。そしてもちろん、向いている人と向いていない人がいます。

  • マッチングアプリで婚活に成功する人・うまくいかない人の特徴は?

マッチングアプリでうまくいかない人の5つの特徴

まずはうまくいかない人の特徴を解説します。

(1)「自然な出会い」至上主義

職場や学校で、なんだかんだ顔を合わせるうちに、お互いちょっとずつ惹かれて気づいたら好きになっていて、初めてのデートはドキドキもの…...。なんてことは、マッチングアプリの出会いでは当然起こり得ません。 マッチングアプリでは、初デートは初対面。好きにならないうちから「付き合えるのか、どうなのか?」をお互い判断していきます。 好きでもない相手に対して、メッセージをマメに返したり、デートのお誘いをしたりする必要があるわけです。「自然な出会い」至上主義の人にとっては、まだ異性としての魅力がわからない初対面の相手に対して、異性として接する必要があるため、とても辛いという人もいます。 異性と友達は全く別、異性とのデートは好きな人とするもの、という感覚の人は、マッチングアプリは向いていません。

(2)完璧主義

食事に行く前は予約は絶対にするべき、連絡はその日のうちに返すべき、寝坊なんて絶対無理、1つのミスも許せない。と本人にとっての理想を強く掲げている男女はマッチングアプリは向いていないかもしれません。1つでも自分の意にそぐわない場合、まだ相手の魅力を知る前にさようならする傾向にあります。

こういった方は女性に多く、完璧主義でストイックで、相手にも理想を強く求めるため、結果としてそんな男性が身近にいるわけはなく、悪いところが全く見えない韓流アイドルやジャニーズにハマっているパターンが多いです。

(3)真面目

マッチングアプリは何人もの異性と同時並行してメッセージやデートをすることになります。そのことに対して罪悪感を抱いてしまう真面目すぎる人は、マッチングアプリを使うと申し訳なさでいっぱいになり、途中でやめてしまう人や、まだ両思いとは確定したわけじゃないのに、1人に決めて他の人には丁寧に「他に好きな人ができました」とお断りをして、結局本命にも振られてしまうなんていう可哀想な人もいます。マッチングアプリで同時並行は暗黙の了解です。真面目で誠実なのは魅力的ですが、確実に恋人ができるまでは並行デートもできる柔軟さも必要です。

(4)自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は、「自分は愛されるに値しない」という思想のもと、たとえ相手に褒められても「なんだか馬鹿にされている気がする」と感じてしまう場合もあります。「好き」だと言われると「自分みたいな人のことを好きだというなんて、この人は大した人じゃない」という認知の歪みも起きています。マッチングアプリでは1人で行動する必要があり、そういった認知の歪みを誰も是正してくれず、さらに自分を責めてしまうのがこのタイプです。こういう方は信頼できる人に相談しながらすすめる必要があります。

(5)心配性

例えば住む場所が少し遠いだけで「将来的一緒に住むのは無理なのではないだろうか」と考えてしまったり、何十年先の予測不可能な未来を憶測しては好きになるのを諦める、という方はマッチングアプリには向いていません。職場恋愛と違って、初対面の相手と価値観を0からすり合わせて関係性を深めていくのがマッチングアプリの出会いです。心配性で、さらに自己肯定感が低いと大変です。不安要素に対して自分の力では絶対なんとかできないと思い込んでいるため、少しでも粗を探しては好きになるのをやめてしまう。これでは付き合うどころか好きになることもできません。

これがマッチングアプリに向いていない人です。では、向いている人はどんな人でしょうか。こちらをご覧ください。

マッチングアプリで成功する人の5つの特徴

(1)言語化が得意

言語化というのは、自分の欲しいものと欲しくないものをしっかり言葉にできる人です。特に必要なのは前者の「欲しいもの」。 マッチングアプリでは無限に相手を探すことができます。無限に会い続けることができます。でも、いくら会っても「ピンとこない」と言っているようでは、お付き合いすることができません。本当に恋人として必要な人がどんな人なのか、具体的に言語化できている人はとても強いです。

マッチングアプリは異性として「選ばれる力」だけでなく、「選ぶ力」も同じぐらい必要です。「かっこよくて面白い人」ではなく「自分は運動が好きだから一緒に喜んで体を動かしてくれて、サッカーが好きで、お笑い芸人でいうと……」まで具体化されていれば、ある程度マッチングアプリで会う前から自分にfitする人を探すことができますし、話してみてfitしたら「これが理想の人だ」と判断することができます。

そんな理想なんてわからない!という人は、会って違っても何が違うのかを言語化していく作業を行っていけば、理想の相手を知ることができます。ぜひためしてみてください。

(2)事実を受け入れられる

マッチングアプリの婚活でうまくいかない人はたいてい認知が歪んでいます。端的に言えば自分の魅力度を勘違いして魅力以上の人に努力せずアプローチをかけようとしている状態です。うまくいく人は、自分の魅力度合いをしっかり把握しており、どうやったらその魅力を最大限伝えることができるかを知っています。さらに、自分の魅力以上の異性が現れたら、正しい努力をして手に入れることができます。言い換えれば、理想と現実を理解して、ギャップを埋めていくことができるのです。例えばもっと痩せた方がいい、もっと知識が必要だ、もっと話し方を努力しよう、など。また、そういう人は自分に合っている人を知っているので、高望みせずすんなり目の前の異性を好きになることができます。自分を客観的に見られる人はマッチングアプリに向いています。

(3)細かいことは気にしない

うまくいかない人の特徴に「真面目」「完璧主義」「几帳面」というキーワードがありましたが、これは裏を返せば細かいことを気にしない人はうまくいくということです。 ちょっとLINEの返事がかえってこなくても、デートで思っていたお店にいけなくても、気にしない。むしろ予想外の展開を楽しめる人がうまくいきます。 基本的に初対面の出会いは緊張をするし、相手のことは全くわからない状態からスタートです。その状態を楽しめるかどうかで婚活がうまくいくかは決まります。細かいことを気にする人は緊張状態で必要以上にいろいろなことが気になってしまい、結果として疲れて婚活を諦めてしまうことが多いのですが、細かいことを気にしない大雑把で楽観的な人は出会いを楽しみ、結果として素敵な人に出会うことが多いです。

(4)異性の友達がいる

仕事では、大事なのはお客様のニーズに合うかどうか。婚活で大事なのは同性のニーズではなく、異性のニーズです。男女では相手に求めるものや嬉しいことが全く違うことが多々あります。異性からすると自分はどう思われるのか、どんなことをしたら嬉しいのかは異性の友達に聞くのが最も効果的です。

例えばマッチングアプリでは写真やプロフィール文章で異性にアピールする必要があります。男性は平気でラーメンの写真ばかり載せるし、女性も平気でネイルの写真をアップしますが、それは同性からは好感度が高いですが異性からはそこまで求められていません。 そういったことを客観的に忖度なしに教えてくれる異性の友達がいる人は、マッチングアプリでは最強です。私の知り合いで、マッチングアプリで出会った相手が脈なしと判断した場合、お互いのプロフィールを添削しあったり、プロフィール写真を撮ってもらったりして人気会員になった女性がいます。異性の友達は積極的に活用しましょう。

(5)惚れっぽい

マッチングアプリを使って出会う人の多くが悩んでいるのが「出会った相手を好きになれない」です。その点、たとえ振られることが多かったとしても好きになれる人はマッチングアプリをする上で成功しやすいです。何度も好きな人ができてアプローチができるので、失敗してもすぐに相手を見つけることができます。惚れやすくて悩んでいる男女は、実は素敵な恋人ができるまであと一歩です。がんばりましょう。


今回はマッチングアプリを使って婚活がうまくいく人・いかない人について解説しました。

うまくいかない人は、真面目で細かいことを気にしすぎてしまい、自分が見えなくなっている人、うまくいく人は、楽観的でポジティブ、前向きです。つまり、見た目やスペックではなく気持ちのもちようなんですね。マッチングアプリで大事なのは、選ばれる力よりも選ぶ力。前向きで人を好きになれるなら、誰でもうまくいく可能性はあります。ぜひ素敵な恋人を見つけてください。