「都心では物価が高いので、生活していくのが大変だ」または「地方は物価が安いので、生活費が都心に比べてあまりかからない」と世間で言われていることは、本当なのでしょうか。
お金の扱い方について、都心部と地方部では、違いがないのでしょうか。連載コラム「地方の生活コストは本当に安いのか? 」では、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際に東京と地方、両方の生活を経験して感じたことを交えながら、お金に関する情報などをお伝えいたします。
2023年1月10日から「全国旅行支援」が再開されましたね。すでに、「全国旅行支援」が適用される宿泊プランなどを予約して、旅行や帰省をした方(する方)もいらっしゃるでしょう。
一方で「全国旅行支援」という名前の制度ではありますが、旅行のためだけではなく、ワーケーションや宿泊先でのテレワークのために制度を利用した方もいらっしゃるでしょう。
■2023年の「全国旅行支援」について
2023年の「全国旅行支援」の概要は下記のとおりです。
<注意点>
・ワクチン接種済証明書または陰性の検査結果通知書の提示を忘れてしまった場合、「全国旅行支援」の割引は適用されませんので、ご注意ください。
・平日と休日の定義について(具体例)
日曜日から宿泊する場合、翌日の月曜日が平日であれば、「平日扱い」となります。したがって、クーポン券は、1人1泊あたり2,000円です。
■「全国旅行支援」を利用して地方のビジネスホテルで仕事してみました
通常は、主に自宅で仕事をしているのですが、「全国旅行支援」を利用して、ビジネスホテルにて仕事をしました。予約する際に最も重視したのは下記の3つでした。
【1】長机があること→パソコンと紙の資料をひろげて作業できるスペースが必要のため。
【2】Wi-Fi環境があること→インターネットでの調べものや、気分転換に音楽を聴くため。
【3】15㎡以上の広さがあること→圧迫感を感じずに仕事するため。
さらに、欲を言えば大浴場があるとリフレッシュできますし、部屋のトイレとバスが別であると快適ですね。
また、ホテルで「仕事しながら暮らす」ように過ごしたい方は、「全国旅行支援」を利用することで受け取れるクーポン券をお土産の購入や飲食店での飲食代に使うのではなく、その地域のドラッグストアで日用品を購入したり、スーパーマーケットでお惣菜やお弁当を購入したりしてみると、その地域で暮らしている感覚も味わえるのではないでしょうか。
■平日連泊予約サイトでさらにお得に
各ビジネスホテルの公式ホームページにおいても「全国旅行支援」プランは掲載されていますが、平日に連泊宿泊の場合にお得な料金で予約できるサイト「Otell(オーテル)」では、クーポン券を考慮した場合の実質価格が、4泊5日で1万円未満というものもあります。詳細は「Otell(オーテル) 【2023年1月以降】全国旅行割(全国旅行支援)ご案内ページ」をご覧ください。
■各都道府県の「全国旅行支援」最新情報
国土交通省の観光庁のホームぺージに、「全国旅行支援」の実施状況や制度の詳細がわかる各都道府県の窓口の一覧が掲載されていますので、行きたい地域の「全国旅行支援」の最新情報をウェブサイトで確認してみてください。
「全国旅行支援」の実施期間を3月末までとしている地域が多いようなので、寒い冬にずっと自宅いることで不調になりそうな場合、1つのリフレッシュ方法として、「全国旅行支援」を利用して、旅行や仕事だけでなく、ホテルの部屋で休息のためにゆっくりと過ごすのもよいかもしれません。