おばあちゃんの子どもたちとの記憶

育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は「子どもの名前」に関するお話です。

折に触れて子どもたちの名前を……

認知症のウメおばあちゃんは、自分が何人の子どもを出産したのか、子どもたちは何という名前だったかわからなくなってしまうこともありました。

しかし、完全に忘れてしまっているわけではありません。今まで隣の部屋に住んでいた娘さんの名前をよく呼んでいましたし、一緒に住んでいる息子(次男)さんの顔を見ると名前がスッと出てきました。時々、ふともう1人の息子(長男)さんの名前を言うことも。忘れてしまっているようで、どこかで覚えているのです。

私は「孫の嫁」という立場で関わり始めたのも遅く、一緒に過ごした期間も短かったため、全く覚えてもらえませんでした。でももしかすると、ふとしたときに「あんな子もいたな」と思い出してもらえることもあるかもしれないな……と感じるのでした。