12月に入り、なにかと忙しい日々が続いています。料理をする時間が取れないこともあり、サバ缶でごはんを済ませてしまうこともしばしば。

「サバ缶もいいけど、たまには珍しいおかずで気分を変えてはいかが?」そういって缶詰博士が取り出したのは、何だかとても可愛らしい缶詰でした。

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  • ふくや/めんチリコンカン 90g 324円

    ふくや/めんチリコンカン 90g 324円

肉食料理に魚卵?

ふくやの勢いが止まらない。これまで「めんツナかんかん」や「明太王鯖」など、明太子味を生かした魚缶をヒットさせてきたが、今度はなんとチリコンカンに明太子をブチ込んだのだ。その名も「めんチリコンカン」であります。

チリコンカンの主原料は肉と豆。どちらかといえば肉食系の料理なのに、魚卵なんか入れちゃって大丈夫なのか?

  • 外箱を展開した様子

    外箱を展開した様子

白ごはんに合う?

中身を検証する前に、外箱の凝った作りに触れたい。箱の折り目を展開していくと、長方形状に広がるのであります。内側にはメキシコ人風のおじさんが描かれており、17字×16行で(文字数多い!)商品説明を行っている。

その内容でもっとも気になったのは「明太子入りだから白ごはんに合う」というもの。いやいや、それ本当ですか? チリコンカンで白ごはん食べるなんて、今まで考えたことなかったですぞ。

  • めんチリコンカンの内観(湯せん後)

    めんチリコンカンの内観(湯せん後)

匂いはチリコンカンと同じ

ともあれ、いつものように湯せんで温めてから開缶! チリコンカンは熱々で食べるのがおいしい料理だから、たとえ缶詰であっても温めたほうがいいのだ。

一見するとチリソースらしい色だし、匂いもチリコンカンとまったく同じ。しかしソースの中には極小の白い粒が混ざり込んでいる。これが明太子の粒であります。

  • 白ごはんと一緒に食べる

    白ごはんと一緒に食べる

これまで食べたことのない味

かくのごとし。メキシコおじさんの言うことを素直に聞き、めんチリコンカンを白ごはんに乗っけた。さらに目玉焼きを乗っけたのは、ふくやのサイトの調理例で紹介されていたからだ。

まずはめんチリコンカンを単独で味見する。通常のチリコンカンと同じ味に思えたが、それは一瞬のこと。すぐに魚卵のうまみが口いっぱいに広がって、飲み込んだあとは明太子の匂いが鼻から抜ける。これまで食べたことのない味で、白ごはんと一緒に食べてもちゃんとマッチしております。

具として入っている鶏肉、ひよこ豆、赤インゲンも存在感がある。豆はどちらも粒が大きく、形が保たれているのが好ましい。忙しい時のおかずに最高でありましょう。

缶詰情報
ふくや/めんチリコンカン 90g 324円
ぶくや直営店やネット通販などで入手可。