日本代表のGK鈴木彩艶 [写真]=Getty Images

 パルマ・カルチョに所属する日本代表GK鈴木彩艶が、FIFAワールドカップ2026に向けた思いを明かした。6日、FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトが伝えている。

 2022年7月に日本代表デビューを果たし、これまで通算23試合に出場している現在23歳の鈴木にFIFAも注目している模様で、卓越した身体能力に恵まれ、ヨーロッパでの経験によって磨き上げられた同選手は、的確な判断力と冷静沈着な精神力を兼ね備えていることから、今後10年間、日本代表の正GKを務めると目され、周囲からの信頼も非常に高い選手として紹介をしている。

 そんな鈴木はFIFAのインタビューに応じ、「最初はミスが多く、日本代表の正GKとしての経験不足を露呈してしまいました」とここまでの道のりは決して平坦ではなかったと振り返りつつ、「今は、自分のメンタリティを通してチームに安定感をもたらすことができると感じています」と自信をのぞかせている。

 2024年7月からパルマ・カルチョに所属している鈴木は「あらゆる状況で適切な選択をする能力が向上したと感じています」と日々セリエAで戦ってきたことによって成長した部分を明かしつつ、現在は復帰を果たしているものの、「一番大変だったのは、ピッチに戻った時でした。感覚を取り戻すのに時間がかかりました」と昨年11月に左手第3指(中指)と舟状骨の骨折で離脱を余儀なくされたことは大きな試練だったと語った。

 また、今年3月に行われた日本代表活動ではスコットランド代表とイングランド代表の連戦にフル出場し、クリーンシート(無失点試合)での2連勝に貢献を果たしていた鈴木は「ヨーロッパの強豪国相手にアウェイで結果を出せたことは非常に重要でした。無失点で試合を終えられたことは自信につながりました」と手応えを口にしている。

 さらに、オランダ代表やチュニジア代表、スウェーデン代表との対戦を予定している今夏のW杯に向けて鈴木は「日本代表としてプレーすることが、僕にとって最大のモチベーションです。プレッシャーのかかる状況で、結果を求められる中でプレーできることが本当に楽しみです」とコメントしながら、自身の思い描くゴールキーパー像については次のように言及した。

「もちろん、ビッグセーブは重要ですが、何よりもチームに安定感をもたらすゴールキーパーになりたいです。基本的なことを着実に、そして確実にこなすこと。そして失点しないという強い意志を持ってプレーすること。それが最終的に観戦する人々に感動を与えると信じています」