
イギー・ポップ(Iggy Pop)が日本時間4月12日(日)、コーチェラ3日目に出演。自身3度目の出演となる今回も、圧巻のステージを披露した。
「今を生きるのは簡単じゃない。老いるのも……若くあるのも、楽なことじゃない」
3日目のコーチェラ、Mojaveステージ。イギー・ポップはそう語りかけた。「あの頃だって、簡単じゃなかった」と付け加え、自身のバンド、イギー・ポップ&ザ・ストゥージーズの「1970」へと突入した。その曲名は、まさに世に放たれた時代を刻み込んだものだ。
4月21日に79歳の誕生日を迎える「パンクのゴッドファーザー」は、時の流れに言及しつつも、ステージ上では活力に満ちあふれ、70年以上の歳月をこの地上で過ごしてきたとは信じがたい姿を見せた。シャツを脱ぎ捨て、観客を圧倒しながらヒット曲の数々を叩き込む――彼はまさに本領を発揮していた。
そのステージは、彼の「Raw Power」を受け止める準備のできていた観客のためにあつらえられたかのようだった。オープニングを飾った「T.V. Eye」をはじめ、「Search and Destroy」、そして観客が声を限りに叫んだ「I Wanna Be Your Dog」といったストゥージズの名曲たちが並ぶ。イギーは、ホーンセクションやヤー・ヤー・ヤーズのギタリスト、ニック・ジナーを擁するバンドとともに、縦横無尽に跳ね回った。
セットリストはストゥージズの楽曲が中心だったが、1977年のソロの名盤『Lust for Life』から、「Passenger」と荒々しい「Lust for Life」の強力な二段構えも披露された。「全員の顔を見せてくれ」。「Passenger」を歌い出す前、彼は観客を見渡してそう宣言した。「ここの歩き方は心得ている」。その言葉通りだった。ザラついた見事なボーカルから、ステージを闊歩する肉体的なパフォーマンスに至るまで、表現し続けることが彼のエネルギー源であることは明白だった。
イギーはコーチェラのベテランだ。初出演は、まだこのフェスが始まったばかりだった2001年の第2回。そして2003年には、ストゥージズを30年ぶりに再結成させ、同フェスの大トリを務めた。その騒乱に満ちた復活劇は、コーチェラ史上最も象徴的な瞬間の一つとして語り継がれている。そして今回のショウもまた、歴史に刻まれるべき新たな一ページとなった。
From Rolling Stone US.
78-year-old Iggy Pop will perform at Coachella today, as usual, half-naked pic.twitter.com/08GCYv933v — Rock History (@historyrock_) April 12, 2026
イギー・ポップのステージを巻き戻し再生で視聴可能(※日本時間4月14日AM8:00まで)