![デビュー戦でゴールを挙げたボニャル [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
ラ・リーガ第31節が11日に行われ、アトレティコ・マドリードはセビージャに1-2で敗れた。試合後のディエゴ・シメオネ監督のコメントをスペイン紙『アス』が伝えた。
8日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのバルセロナ戦で2-0の勝利を収めたアトレティコ・マドリードは、来たるセカンドレグに向けて、大胆なターンオーバーを行った。バルセロナ戦のスターティングメンバーから、GKフアン・ムッソを除くフィールドプレイヤー10人全員を変更。DFハビエル・ボニャル、DFダニ・マルティネス、DFフリオ・ディアス、MFラヤン・ベライドとBチームの4人が先発に名を連ね、J・ディアスを除く3人はトップチームデビュー。スタメンの平均年齢「23歳289日」は、2011年夏に発足したシメオネ政権において、リーグ戦での史上最年少記録となった。
アトレティコ・マドリードは開始早々、微妙なジャッジによりダニ・マルティネスがペナルティエリア内でのファウルを取られて、セビージャにPKを献上。これを決められて追いかける展開となる。それでも35分にJ・ディアスのアシストからボニャルがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。しかし、前半終了間際にコーナーキックでセビージャの勝ち越しを許してしまう。
アトレティコ・マドリードは後半、主力のアデモラ・ルックマンを投入しつつ、さらにMFハビ・モルシージョやMFハノ・モンセラーテらBチームの選手を起用。試合は1-2のまま終わり、アトレティコ・マドリードはリーグ戦3連敗となった。
すでにリーグ優勝の可能性は絶望的で、CL出場圏はほぼ安泰の状況だからこそできた大胆なターンオーバーだった。シメオネ監督は試合後、「私にとって年齢は関係ない。試合を読み解ける選手もいれば、そうでない選手もいる。良いプレーの方が悪いプレーよりも多かったと思う」と若いチームに労いの言葉をかけた。
「正直なところ、(残留争いの渦中にある)相手チームの方がどうしても勝ちたいという強い思いがあった。我々は十分に戦ったが、望んでいたほど多くの得点チャンスを作れなかった。ボール支配率は私が望んでいたよりもかなり高かった。私はより直接的で、トランジションで激しいプレーを望んでいたが、それができなかった。結果は僅差で、引き分けに持ち込める可能性もあった」
「PK献上の場面はもっとうまく処理できたかもしれないが、早々にビハインドを許したことで、試合の流れが不利になる可能性もあった。しかし、そうはならなかった。チームは準備してきたことを実行し、連係を図り、サイドで優位に立つことを目指した。ゴールはとても美しかった。開始直後に0-1でリードされた状況から、選手たちがあのようにはりきって立ち直った点に私は注目したい。それが嬉しかった。試合は私が想像していた通り、戦い抜く形で進んだ」
「そして何よりも、彼らのデビューの仕方に注目したい。個性、知性、能力、多くのポジティブな要素を兼ね備えていた。その姿は記憶に残り、刻み込まれている。これからも向上し続けなければならない。チャンスがいつ訪れるかは誰にも分からないが、訪れる可能性はあるのだから、準備を整えておかなければならない」
「アトレティコは火曜日の試合(バルセロナ戦)のことを考えていたから勝てなかったのか?」との質問に「ノー。アトレティコが勝てなかったのは、セビージャの方が圧倒的だったからだ」と答えたシメオネ監督だが、「私たちにはプランがあり、それがうまくいくかどうかなんて分からない。私にはプランがあり、そこから逸れるつもりはない」とバルセロナ戦を見据えた試合だったと認めた。
バルセロナもファーストレグの敗戦から立ち直ってエスパニョールとのダービーマッチを制して勢いに乗っており、コンディションの差はあれど伯仲の展開が予想される。準備万端のアトレティコ・マドリードは、14日の大一番を制して悲願のビッグイヤーに一歩近づくことができるのだろうか。
【ハイライト動画】セビージャvsアトレティコ・マドリード