アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は2026年3月31日、2026年春の肌トラブルに関する意識調査の結果を発表した。同調査は2026年3月9日〜3月18日、全国の20〜60代男女300名を対象にインターネットで実施した。

本調査では、花粉・紫外線・環境変化という三重苦に悩まされる春特有の肌トラブルの実態と、正しい予防・対処法に関する認知状況を明らかにしている。

春は一年の中でも肌トラブルが急増する季節である。花粉症患者の増加に伴い花粉皮膚炎の相談が年々増加していること、また紫外線量が急激に上昇するにもかかわらず対策が遅れがちなこと、さらに新生活のストレスや環境変化が重なることで、多くの方が複合的な肌悩みを抱えている。しかし、適切な受診タイミングやセルフケア方法が正しく認知されていない現状があり、本調査を通じて春の肌トラブル対策に関する正確な情報を発信することを目的としている。

春の肌トラブル1位は「肌荒れ・乾燥」で78.3%が経験していることが明らかになった。

設問:春(3月〜5月頃)に経験したことのある肌トラブルをすべて選んでください。(複数回答可、最も多かったもの上位を抽出)

  • 春に経験した肌トラブルTOP5

    春に経験した肌トラブルTOP5

春は複数の肌トラブルを同時に経験している人が多く、単一の原因ではなく複合的な要因が関係していることがうかがえる。特に肌荒れ・乾燥と花粉皮膚炎を同時に経験している人が多く、バリア機能の低下が花粉などの外的刺激への感受性を高めている可能性が示唆される。

また、肌トラブルの主な要因としたは、7割以上が「花粉」を原因と認識、紫外線・寒暖差との三重苦が明らかになった。

設問:春の肌トラブルの主な原因として考えているものは何ですか?(複数回答可)

  • 春の肌トラブルの主な原因として考えているもの

    春の肌トラブルの主な原因として考えているもの

花粉が最も多く認識されている原因である一方、紫外線や寒暖差も半数以上が原因として挙げている。これは春の肌トラブルが単一原因ではなく、複数の環境要因が重なる「三重苦」状態であることを示している。特に紫外線対策の必要性は認識されつつも、実際の対策が追いついていない可能性がある。

現在行っているケア方法について聞くと、最も多い対処法は「保湿ケアの強化」で67.0%、一方で「何もしていない」も12.3%存在していることがわかった。

  • 行っているケア方法

    行っているケア方法

設問:春の肌トラブルに対して、現在行っているケア方法を教えてください。

保湿ケアへの意識は高いものの、日焼け止めの使用率は半数以下にとどまっている。春は紫外線量が急激に増加する時期であり、対策の遅れがシミやくすみの原因となることから、早期からの紫外線対策の重要性を啓発する必要性が示されている。

皮膚科を受診したことがあるか問うと、45.7%が「受診すべきと思いながら我慢」、受診タイミングの認知不足が課題だということが明らかになった。

設問:春の肌トラブルで皮膚科を受診したことはありますか?

  • 春の肌トラブルで皮膚科を受診したことはあるか

    春の肌トラブルで皮膚科を受診したことはあるか

実際に皮膚科を受診した経験がある人は3割未満である一方、「受診すべきと思いながら我慢している」人が半数近くを占めている。これは受診のハードルの高さや、どの程度の症状で受診すべきかの判断基準が不明確であることを示しており、適切な受診タイミングの啓発が重要であることがわかる。

専門家から最も知りたいのは「正しいスキンケア方法」で72.7%、次いで「受診すべき症状の目安」であることがわかった。

設問:春の肌トラブル対策として、専門家から知りたい情報は何ですか?

  • 専門家から知りたい情報

    専門家から知りたい情報

7割以上が正しいスキンケア方法を知りたいと回答しており、情報過多の中で何が正しいかわからないという混乱が見て取れる。また6割以上が受診すべき症状の目安を知りたいと答えており、先の質問で「受診すべきと思いながら我慢している」人が多かった結果と符合している。

調査まとめとして、本調査により、春は87.3%もの人が何らかの肌トラブルを経験する、一年で最も肌に厳しい季節であることが明らかになった。その原因は花粉・紫外線・寒暖差という三重苦であり、複合的な対策が必要である。しかし、半数近くの人が「皮膚科を受診すべきと思いながら我慢している」という実態も判明し、正しい受診タイミングやセルフケア方法の認知向上が急務であることが示された。専門家への情報ニーズとしては「正しいスキンケア方法」「受診すべき症状の目安」が上位を占めていることがわかった。