リーフェホールディングスは2026年3月27日、一般消費者1,142名を対象に「春の不調」に関する実態調査を実施した結果を発表した。本調査は2026年3月6日〜3月16日の期間、内科医の橋本将吉医師監修のもと、定量アンケート形式で行われたもの。近年注目される「4月病」「5月病」「6月病」の正体を月別に分析し、医師の知見による有効な対策を明らかにした。

81.6%が春に不調を経験。一方で月ごとの違いを知る人はほぼゼロ

調査の結果、81.6%の人が春に何らかの不調を経験していることがわかった。しかし、4月・5月・6月の不調の違いを正しく理解している人はほぼ0%という実態が浮き彫りになったとのことだ。

また、不調を感じた人の66%が「ミスが増える・進みが遅いレベル」と回答しており、仕事や生活へ深刻な影響が出ている。原因を知りたい、セルフケアをしたいと答えた人は9割を超える一方で、具体的な対処法がわからない人が多く存在するという。

4月病の正体は「適応反応の過負荷」。自律神経が悲鳴を上げる時期

不調を感じる時期として4月を挙げた人は46%にのぼり、3か月の中で最も症状が激しいことが判明した。メンタル面では「不安やイライラ」を感じる人が908人、睡眠では「低品質な眠り」を訴える人が778人に達している。

身体の不調を感じる人は1,493人と最多で、寒暖差や新生活の緊張による自律神経の過負荷が原因だという。医師の見解によれば、4月病は生体アラートが鳴り響いている状態であり、就寝90分前の入浴や「予定のない時間」を設けるなど、副交感神経を優位にするケアが重要とのことだ。

  • 4月病のメカニズム

    4月病のメカニズム

5月病は「疲労の蓄積」。4月のダメージが表面化するガス欠状態

5月に不調を感じる人は49.3%となった。4月のような突出した症状ではなく、無気力や判断力低下、睡眠不足などが平均的に続く「疲労の高止まり」が特徴だという。

5月病の本質は4月に蓄積したダメージの表面化であり、脳内のセロトニンが底をついた状態であると医師は指摘している。ゴールデンウィーク中の生活リズムの乱れが回復を遅らせるため、起床時間を一定に保つなど「リズムを守ること」が対策の基本になるという。

  • 5月病のメカニズム

    5月病のメカニズム

6月病の原因は「気象病」。気圧と湿度が身体を直撃

6月はメンタル面が落ち着く一方で、身体の「だるさ」を訴える人が327人と3か月で最多になる逆転現象が起きている。頭痛やめまい、むくみ、肌荒れなどの身体症状が目立つ時期だという。

この正体は梅雨による「気象病」であり、低気圧や高湿度が身体への負荷となっているとのことだ。対策としては、天気予報で低気圧の接近をチェックし、前日に十分な睡眠をとることや、室内湿度を50〜60%に保つことが効果的だという。

  • 6月病のメカニズム

    6月病のメカニズム

「我慢が当たり前」の構造的問題。個別症状に合った情報の欠如

不調者の約85%がパフォーマンス低下を自覚しているが、受診をためらう理由の1位は「何科に行けばいいかわからない」であった。SNSで情報収集をしても解決に至らない層が多く、質の高い情報が届いていない問題があるという。

監修の橋本医師は、月ごとにメカニズムが異なるため「まとめてケア」は通用しないと警鐘を鳴らしている。特に4月は花粉症による睡眠阻害なども重なりやすく、自己判断で我慢せず、かかりつけ医などに相談することを勧めているとのことだ。