コーヒーや軽食など、日常的に利用するカフェ代も積み重なると大きな支出になります。株主優待を活用すれば、こうした日常コストを抑えつつ、生活の満足度も高めることができます。今回は、日常使いしやすいカフェ・飲食系優待株を紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

カフェや日常使いの優待は、生活の満足度を高めながら節約できる点が魅力です。外食と比べて単価は低いものの、利用頻度が多いために積み重ねると大きな節約効果になります。特に女性や若年層にとっては、「ちょっとしたご褒美」や「日常の楽しみ」に直結するため、満足度の高い優待といえます。

◆カフェの株主優待は、日常使いできるのでお得に活用を!

また、カフェ系の企業はブランド価値や空間づくりに強みを持つケースが多く、単なる飲食以上の体験価値を提供しています。こうした企業はファン層が厚く、リピーターが多いことから業績の安定性にもつながりやすい特徴があります。

さらに、最近ではアプリ連携やポイント制度の強化など、デジタル戦略を進める企業も増えています。優待とポイントを組み合わせることで、よりお得に利用できる仕組みも広がっています。投資としては、ブランド力や出店戦略、収益性の改善余地などを見ながら選ぶことが重要です。日常に寄り添う優待だからこそ、「使いやすさ」と「企業の成長性」の両方を意識した銘柄選びがポイントになります。

それでは、日常的に使いやすく、優待の満足度が高いカフェ・飲食関連銘柄を見ていきます。いずれも店舗数が多く、生活に取り入れやすい企業です。なお、優待は業績などによって変更となる場合がありますので、銘柄を購入する前には各企業の公式HPにて確認しておきましょう。

◆ドトール・日レスHD<3087>

ドトール・日レスHD<3087>は、「ドトールコーヒー」や「エクセルシオールカフェ」などを展開する企業です。株主優待は自社グループで使える優待カードとして付与され、日常使いしやすい点が魅力です。駅前やオフィス街に店舗が多く、通勤や休憩時に利用しやすい立地戦略が強みです。コーヒー需要の安定性に支えられ、比較的堅実な収益基盤を持つ企業であり、長期保有にも向く銘柄です。

◆サンマルクHD<3395>

サンマルクHD<3395>は、「サンマルクカフェ」をはじめ、ベーカリーやレストラン業態を展開する企業です。株主優待は20%(一部10%)の割引カード(優待カード)として提供され、グループ店舗で幅広く利用できます。特にチョコクロなどの人気商品があり、若年層からの支持も高いです。複数の業態を持つことで収益の分散が図られており、外食需要の回復局面では業績の伸びも期待されます。日常使いと特別感の両方を楽しめる銘柄です。

◆コメダHD<3543>

コメダHD<3543>は、「コメダ珈琲店」を中心に全国展開するカフェチェーンです。株主優待は電子マネー形式で付与されることから、日常的に使いやすく、長期保有優遇制度も導入しており長期投資向けと言えます。モーニングからボリュームのあるメニューと幅広いサービスで、さまざまな年齢層から支持を集めています。フランチャイズ中心のビジネスモデルにより収益は比較的安定しており、優待と配当のバランスも魅力的な銘柄です。

文:田代 昌之(金融文筆家)

新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。

文=田代 昌之(金融文筆家)