一般社団法人いびき無呼吸改善協会の調査によると、飲酒後のいびきについて半数以上が悪化を自覚している一方で、具体的な対策を講じていない人が4人に1人にのぼることが分かった。
調査は、歓送迎会など飲酒の機会が増える春の時期に合わせ、20〜60代の飲酒習慣がある男女200人を対象に実施された。その結果、飲酒した夜に「毎回ひどくなる」「ときどきひどくなる」と回答した人は53.5%に達した。
いびきによる困りごととしては「家族・パートナーに迷惑をかけた」が最多で、喉の痛みや睡眠の質の低下を挙げる声も目立った。
一方で、飲酒がいびきを悪化させる原因について「仕組みまで理解している」と答えた人はわずか4.5%にとどまり、「なんとなく関係があるとは思っている」という回答が7割を超えた。知識の不十分さが、行動につながらない要因になっているとみられる。
実際、いびき対策について「特に何もしていない」「何をすればよいかわからない」と答えた人は28.5%に達した。
歓送迎会シーズンの飲酒頻度については、約8割が月に1回以上の飲酒を予定しており、週1回以上飲酒する層も2割を超えた。頻繁な飲酒が続く春先は、いびきの悪化につながるリスクが高い時期といえる。
いびき無呼吸改善協会は、アルコール摂取によって全身の筋肉が緩み、舌の付け根や喉周りの筋肉が気道を狭めることがいびき悪化の要因になると説明する。対策としては、寝る直前の飲酒を控える、横向きで寝る、水分をしっかり摂取するといった基本的な工夫に加え、鼻腔拡張テープなど補助具の活用も有効だとしている。
同協会は「お酒のせいだから仕方ない」と放置せず、正しい知識を持ったうえで適切な対策をとることが春先の体調管理において重要だとしている。




