TGRハースF1チーム×ゴジラ、日本GP仕様マシン初公開

東京ミッドタウン日比谷1階アトリウムにて、2026年3月24日、「TGRハースF1チーム」と東宝の「ゴジラ」によるコラボレーションを記念したメディアイベントが開催された。

本イベントは、日本グランプリ(3月27日〜29日、鈴鹿サーキット開催)で実際に走行する特別リバリーのマシンを世界初披露する場として実施されたもの。会場には多くの報道陣とファンが詰めかけ、発表の瞬間を待ちわびる熱気に包まれた。

登壇したのは、TGRハースF1チーム代表の小松礼雄氏、ドライバーのエステバン・オコン選手、オリー・ベアマン選手、そして東宝株式会社 専務執行役員 兼 チーフ・ゴジラ・オフィサー(CGO)の大田圭二氏。MCはF1解説者の白幡勝広氏が務めた。

今回のコラボレーションは、TGRハースF1チームと東宝が、日本グランプリという特別な舞台に向けて実現したもの。世界的に高い知名度を誇る両者の融合は、大きな注目を集めるプロジェクトとなっている。

この画期的な取り組みについて、小松チーム代表は次のように語る。

「(チームオーナーの)ジーンと、『コラボするならゴジラだ』と話していた。世界中で知られるゴジラのダイナミックさはTGR Haas F1 Teamと共鳴するところがある。ゴジラファンの皆さんとF1という面白い世界を融合していけたら」

一方、大田氏も今回の実現に至る経緯とその意義を明かした。

「小松代表から直接ご提案を頂き、両者で対話を重ねて今回の実現に至った。TGR Haas F1 Teamの挑戦する姿勢とゴジラの持つ圧倒的パワー、そして両者の圧倒的認知度には多くの親和性がある。今回のコラボを通して大きな価値が創出されるはず」

そして迎えた披露の瞬間。「3、2、1…Open!」の掛け声とともにベールが取り払われ、コラボレーションマシンが姿を現した。車体にはゴジラをモチーフとした大胆なデザインが施されており、炎を吹く姿や、クラック(ひび割れ)を思わせるディテールが織り込まれている。オコン選手とベアマン選手はベールをめくった直後、その完成度の高さに歓声を上げ、ゴジラポーズを披露。会場からも大きな歓声が巻き起こった。

このリバリーについて、小松氏はこう説明する。

「車体のデザインでうちのチームとゴジラの持つダイナミックな雰囲気を出したかった。それを無理なくナチュラルに表すことが出来て、ゴジラが炎を吹いている姿を車に乗せられて満足しています。クラックの部分のデザインを見るだけでも、うちとゴジラのコラボはナチュラルだとわかるリバリーになった」

また、大田氏もその仕上がりに太鼓判を押す。

「マシンのシャープさと力強さに自然な形でゴジラが溶け込んだ。まさに魂が宿った」

ドライバー陣のコメントも、この特別なマシンへの期待を強く印象付けるものだった。

オコン選手は次のように語る。

「日本発のゴジラとのコラボによって非常にカッコいい車になった。最初は黒色と赤色で良くわからなかったけれど、車に近寄ってよくよく見たらゴジラがいて…迫力満点だった。この車が走る姿をファンの皆さんに早く見せたいよ」

ベアマン選手もまた、日本グランプリに向けた意気込みを口にする。

「F1カーにゴジラの魂が入ることによって物凄くカッコいい車になった。この車体に乗って日本グランプリで良いパフォーマンスを見せるのがとても楽しみ」

そして最後に、大田氏はチームの現在の好調ぶりにも触れながらエールを送った。

「TGR Haas F1 Teamは現在コンストラクターズランキング4位と絶好調。ゴジラと共に大暴れして欲しい!」

2026年の日本グランプリは、鈴鹿サーキットを舞台に3月27日から29日にかけて開催される。フリー走行および予選は27日と28日、決勝は29日に行われる予定だ。TGRハースF1チームは、エステバン・オコン選手とオリー・ベアマン選手の2名体制で参戦し、マシンはVF-26を使用。タイトルパートナーにはトヨタ・ガズー・レーシング(TGR)を迎える。

世界最高峰のモータースポーツと、日本が誇る象徴的存在。その融合が生み出す一台が、鈴鹿の地を駆け抜ける。日本グランプリにおけるひとつの見どころとなるはずだ。