
パーソナリティの長野久義
◆プロ最後の打席…その心境は?
佐藤:代打として「バッター 長野久義」っていうコールがありました。あのときはどうでした?
長野:“(コールを聞くのが)もう最後なんだな”と思いましたし、その瞬間に大歓声をいただいてうれしかったです。
佐藤:打席では、1ボール1ストライクから3球ファウルで粘りましたよね? あの場面の心境はいかがでしたか?
長野:前に飛ばしたかったんですけどなかなか飛ばずに「ちょっと申し訳ないな」と思いながら……。
佐藤:そもそも、この前のラジオの収録では「ホームランが100点」とおっしゃってましたが、どんな狙いで打席に入ったのですか?
長野:もちろん「ホームランを打ちたい」と思っていましたけど、まあそんな簡単には打てませんし……とにかくヒットを打ちたいなと思って。
佐藤:じゃあ、もう初球からいい球がきたら振ろうと思っていました?
長野:いや、打席に行く前に坂本(勇人)たちと裏で話していたんですけど、皆さんが応援歌を歌ってくれているのに、初球から打ったりしたらもう最悪だなって(笑)。だから「とりあえず初球は見ましょう」っていう話をみんなでしていました。
佐藤:演出が繰り広げられていたのですね(笑)。
長野:でも、僕が早めに振ったから応援歌のテンポがいつもより速かったんですよ(笑)。でも、ファウルで粘れて多分最後まで歌えたと思うので、本当に良かったです。
佐藤:そして、センター前ヒットを打ちました! あの瞬間はいかがでしたか?
長野:セカンドを守っていた上川畑(大悟)選手が大学の後輩だったんですよ。でも、最初捕ろうとしていたので……。
佐藤:結構ちゃんと捕りに行っていましたよね。
長野:「捕るな!」と思って(笑)。
佐藤:ハハハ(笑)!
長野:まあ、翌日の試合後に挨拶に来てくれたので「昨日はありがとう」って少ししゃべったんですけど、「捕りそうだったね」「最初、捕れるかなと思って……」「バカ野郎(笑)」って。
佐藤:そんなやりとりがあったんですね(笑)。
◆大きくなったベースにびっくり!?
佐藤:ここで終わらないのが長野さんのすごいところで、引退試合の選手は、塁に出たら代走を送られてお疲れさまでしたっていうケースも多いですけど、長野さんはヒットを打った後もランナーとして残りました。あのときの心境はいかがでしたか?
長野:ランニングとかもできていなかったので、まあ(アキレス腱が)切れたら切れたでしょうがないと思いながらやっていましたけど。
佐藤:さすがに盗塁する意識はなかったですか?
長野:盗塁したらさすがにヤバいですね(笑)。もうスライディングの仕方もちょっと忘れていますし。
佐藤:ハハハ(笑)。そんななか、5番の岸田(行倫)選手がライトへヒットを放ち、あれで長野さんは3塁まで進みましたが、一気にホームまで帰ってくるんじゃないかと思いました。
長野:もしライトが打球に追いつけなくて、フェンスまで届いていたら帰れたかもしれないですね。でも(3塁まで)ゆったり走れるところに岸田が打ってくれたので、本当に良かったです。
佐藤:そうか、スタンディングでサードまで行きましたもんね。
長野:はい。ただ、今年からベースが大きくなったんですよ。だから、セカンドベースを踏んだときに「ベースでかっ!」と思って(笑)。
佐藤:ハハハ(笑)!
長野:そのときの映像を観返したら笑っていたので(笑)。そんなことを思いながら走っていました。
佐藤:それから、三塁側の日本ハムのベンチにも会釈していましたね。
長野:皆さん拍手してくださって。新庄(剛志)監督なんかは後で写真を見たんですけど、僕が打った瞬間に手を広げて一番喜んでくれていたので、本当にうれしかったですし、ジャイアンツの監督・コーチ、ファイターズの監督・コーチも含めて、皆さんに感謝したいと思います。
<番組概要>
番組名:SGC presents 長野久義 El Dorado〜新・黄金時代〜
パーソナリティ:長野久義、佐藤義朗
放送日時:毎週日曜 8:00~8:30
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/el_dorado/